こんにちは。現役webマーケターのミカヨーです。
本日は未経験からwebマーケターになる方法をお伝えします。
【私の体験談】どうやって未経験からWebマーケターになったの?
結論、私の場合は地方のネットショップを運営する会社に就職し、Webデザイナーから会社内で職種転換をしました。
そして、webデザイナー時代に写真のアウトプットの場所としてブログを自分で運営してみて本業と合わせて実践しながら経験を積んでいきました。
以下、ネットショップを運営する会社で積んだキャリアです。
- 1年目:商品ページ作成、Webサイト修正
- 2年目:メルマガ、データ統計など店舗サポート、後半は店長
- 3年目~:店長としてWebマーケティングに従事、EC運営代行
- 4年目~:全体の戦略、Webサイトのディレクション
- 5年目~:ディレクション、教育、商品開発、マーケティング
ほんとに未経験からWebマーケターになりたいなら、地方のネットショップはおすすめです。
圧倒的に競争しなくていいからです。私は未経験から入社してわずか1年半でWebマーケティングの職を掴むことができました。
はじめのうちは給料はそれほど期待できませんが、とにかく早く実務を積みたいなら、競争相手が少ないところに潜り込むことです。
まず、webマーケターとしての職をつかむことが大事ですよね。
その後は本業を頑張って成果を出して昇給・昇進を目指せるし、副業も相乗効果で伸ばすことができます。
気になるのは、Webデザインを学んでおかなければならないのかどうなのか、webデザイナーとして入社しなければならないのかという点ですが、結論なくてもOKです。
Webデザイナーとしてでなくても、店舗サポートから入ることでも店長を目指すことできます。
もちろんあるにこしたことはありませんが、地方のネットショップは人材不足です。育てなければ仕方がないと考えているところが多いからです。育ったwebマーケターは独立したり転職したりするので人の入れ替わりが多いのでチャンスが巡ってくる可能性が多いです。
ただ、面接時には絶対に「いずれ成長して店長をやりたい。」と伝えましょう。
今はできなくても、店長をやる意思があるかどうかだけで、その後の教育は変わってきます。
ネットショップでは店長がWebマーケティングの仕事を行うからです。
もし可能であれば、WebデザインよりもWebマーケティングの知識とスキルを先に身につけておくほうがよいと今なら思います。
できるだけ早くWebマーケターになりたいのであれば、人数の少ない会社を(事前にわかればWebマーケターの人材が少ない会社を)受けると早くチャンスが回ってくる可能性があります。
未経験からWebマーケターになる6つの方法(ハードルが低い順)
- 部署異動する
- 自分で実践してみる
- Webマーケティングスクールに通う
- 知人の紹介を探す
- 転職する
- アルバイトで潜り込む
部署異動する
もし、今の会社にwebマーケティングの部署があるなら移動を狙いましょう。人間関係をイチから構築する必要がないので転職するよりも不安要素が1つ減ります。
同じ社内であれば先輩には悪いですが無料で学ぶことができます。
マンツーマンで実際のパソコンの画面上を見ながら教えてもらうので、書籍や自分で調べるよりも吸収の速度が段違いです。
無料であることを悪いなぁと思う必要はなく、先輩も自分が成長することで会社は本人のプラスになるのでそこはお構いなしです。自分が育ってから後輩に同じことを教えてあげればよいだけで、今の自分も実際にそのようにしています。
自分で実践してみる
部署内でwebマーケティングの仕事がない場合は、ブログを運営してwebマーケティングの全体像を掴みましょう。ブログなら月に数千円程度のサーバー代のみでPC1台あればいいので、始めるハードルはかなり低いです。週末サクッとカフェに1日滞在すればブログを立ち上げられます。
ブログはライティングやアクセス解析、サイトの設計などあらゆることを自分で実践することができます。成果が出てくれば、それをポートフォリオとして転職のアピール材料に使うことができます。
webマーケティングスクールに通う
ブログ運営に1つデメリットがあるとすれば、成果が出るまでにとても時間がかかります。
googleにサイトとして認知され(専門用語でインデックスといいます)、検索が上がってくるまで早い人でも半年、遅い人だと1年以上の時間を費やすことになります。
ブログは3ヶ月から半年がっつりとコミットする必要があるので、これが精神的に辛いのも事実です。その間に心が折れてしまったり、webマーケターになる目的を忘れてしまう恐れもあります。
そこで、短期的にスキルを付ける方法が必要ですが、それがwebマーケティングスクールになります。
多くのwebマーケティングスクールはオンラインで完結し、在宅で学ぶことができます。プロの講師が動画やリアルタイム授業、直接対話質問で本やネットよりも理解しやすく工夫されています。
実践形式だったり、転職を斡旋しているスクールも多く、学ぶ→働くまでをサポートしていますので、ブログ運営とかだるい、俺はただ早くwebマーケターになりたいだけなんだ、という方にはスクールに通うのがベストな選択肢と言えます。
知人の紹介を探す
スキルを身に着けたら、働く場所を見つけましょう。
いきなり自分でwebメディアを運営→独立を目指すのはかなりリスクが大きいです。
1年以上の時間を必要としますので、その間は無収入となりwebマーケターを目指すどころではありません。実際に渡しは無収入のフリーターも経験していますので、その恐ろしさがよく若かります。
独立はいつでもできるので、まず会社員として働きつつスキルを身につけるほうが精神的に安定しますし、学習に専念することができると思います。
転職の大きな心配事はスキル以上に周りの人とうまくやっていけるかな、という思いです。
そこで、おすすめなのは知人を頼ることです。知っている人であれば人間関係で悩むこともないですし、お手伝いという形で副業から始めるのが一番無難です。
その際もスキルが有ることをアピールできれば、使ってもらいやすいですよね。
副業が軌道に乗ったところでその会社に乗り換えても良いですし、もっと良い条件を探しにかかってもよいでしょう。
転職する
とはいえ、webマーケティング関連の仕事をやっている知人がいるほうがきっと珍しいですよね。
スキルは身につけて転職したい多くの方は転職サイトと転職エージェントの利用が一般的です。
ここでは未経験の求人もたくさんありますが、業務上の未経験という意味で、webマーケティングのことを全くわからないという状態では書類で落とされてしまいますので注意しましょう。面接にアピールできるだけの知識やスキルがあるか、もう一度確認してきましょう。
転職サイトは自分のペースで求人を探すことができ、転職エージェントはエージェントと呼ばれる仲介する人がいます。
どちらに登録するべきなのか、迷うと思いますが結論は併用するのがベストです。
転職サイトで求人を比較検討し、転職エージェントでアドバイスをもらいながら精査していくという方法です。
どちらも無料なのでとりあえず登録しておくと情報収集に役立つでしょう。
>30代未経験が選ぶべきWebマーケティング転職に強い転職エージェント&転職サイト6選
●WEBマーケターとして勤務できる会社の事例
- EC業界(ネットショップ、ECコンサル)
- 広告業界(web広告代理店、コンサルティング)
- メディア業界(アフィリエイトメディア運営、情報サイト)
- 一般企業のwebマーケティング部門
大きくはこの4つが主流です。
それぞれの業界で、webマーケティングの中でも強みとしている部分があるので、自分はどの分野に進みたいかが分かっておくといいでしょう。
会社の形態としては、大手、中小企業、ベンチャーに分類されます。
ただ、未経験からwebマーケティングを志すなら正直あまり選り好みはできないかもしれません。
未経験者を採用する側としては、なんとなくできそうだけどちょっと不安、と思っているからです。
webマーケティングの将来性を感じていて、とにかくwebマーケターになりたい、と思っている方は、その後のさらなる転職と副業を見据えて、はじめの年収や企業の大小を選ばず、とにかく潜り込むことが大事です。
気になる企業を何社かピックアップして実際に応募してみましょう。何社か返信がきたら、自分を受け入れてくれる場所があるなら迷わず悩まずコミットしてみましょう。
アルバイトで潜り込む
転職サイトや転職エージェントを利用してダメだったとしてもアルバイトから潜り込むという道があります。
今いる会社をやめてアルバイトからスタートするのは勇気がいるかも知れませんが、webマーケターに本当に惹かれているならこの道はありです。
できれば正社員登用ありの求人を選んでおくとよいでしょう。
とにかく実務を経験するということが大事です。何もそのアルバイト先に一生勤めるわけではないので、お金をもらえて実務を手取り足取り教えてもらえる専門学校という認識であれば精神的にも安定します。
私が勤めている会社でも、はじめはアルバイトやパートという形態からはじまり、正社員登用した人が何人もいます。
そして前線のwebマーケターをサポートしながら、前任が抜けるタイミングや推薦でwebマーケターになっている人もいます。
私は実はフリーターも経験していて、その際に百貨店のレジのアルバイトをしていたのですが、お金だけのために働くことは得策とはいえません。
アルバイトはアルバイトでもスキルや経験が積み重なることで得をするアルバイトをしておけば、もっと早くwebマーケターの魅力に気づいていれば、最短ルートで職をゲットできていたかもしれないなぁと悔やまれます
未経験からwebマーケターになるには、ある程度との知識とスキルをあらかじめ実践しておくのがベターです。
webマーケティングで必要とされるスキルとは?
- Webマーケティングスキル
- スプレッドシート(エクセルとCSVのSQL)を取り扱う力
- 論理的思考力
- コミュニケーション力
- 自己管理能力
webマーケティングの仕事を行うにあたって必要なことは大きくこの5つです。
こちらの記事で仕事内容をすごくわかりやすく紹介しているので、ご参考ください。
それでは1つずつ深掘りをします。
Webマーケティングスキル
SEO、web広告、SNS運用、リストマーケティングなど、webマーケティング全般の知識と実際に管理画面で広告を入稿したりする実務スキルが必要です。
webマーケティングは範囲が広いのですが、まずは、
- SEO
- web広告運用
この2つを優先的に抑えておきましょう。この2つは新規獲得のための施策で比較的結果もわかりやすいです。
SNSやメルマガ、リストマーケティングは既存顧客に対する施策で難易度が上がるのと、かなり長期でプランするものになりますし、未経験者には多くを求められないものになりますので優先度を下げておいて良いと思います。(熟練すれば必要となってきます。)
スプレッドシート(エクセルとCSVのSQL)を取り扱う力
webマーケターは数値と向き合うので、エクセルの技術は必須です。
さらにCSVの知識もあると尚よいです。
広告や販売の管理画面上の様々なデータを比較検討するのですが、管理画面上のデータは有効期限がある場合が多いです。楽天やヤフーショッピングの管理画面では直近2年ぐらいのデータしか表示されていないため、ほっておくと社内や自分にデータが蓄積されなくなります。
CSVをダウンロード、という項目は大体の管理画面で用意されているので、データを自分のパソコンに保存します。そして自社内のデータとダウンロードしたデータを組みわせたりしてオリジナルのデータを作るのですが、その際にはエクセルでリンクさせるなど基本的なエクセルの技術が必要です。
また、CSVエディタでは大量のデータもサクサクと動くものがあり、SQLを使うことで効率的に抽出することができます。
論理的思考力
論理的思考力というと少し固いですが、ここでいうのは問題を発見してそれを解決する力、解決する道筋を考えて何をやるか順番に考える力と置き換えて大丈夫です。
例えば、SEOの場合
- PVが下がった
- 原因は競合のほうがいいコンテンツを作って検索順位を抜かれたから
- 対策は競合にない情報を足す、検索キーワードを見直してみる
- 今週までに検索キーワード対策とリサーチをしよう
- 来週までにコンテンツ案をつくり、実際にコンテンツ作成に取り掛かる
- 1ヶ月後にまた効果の測定をしよう
- ダメだったら相談してみよう
など、これらの考えをまずは1人で組み立てる力が必要です。
これは今はそのようなスキルがなくても、実践を積んでいく中で自ずと身についてきます。
コミュニケーション能力
クライアントとやり取りする際にとても大事になってきます。
スキルはあるけど、施策や結果を的確に伝えられないのであれば仕事になりません。
クライアントは何を求めていて、どのように伝えるがいいのか(短文なのか画像を送ってあげるのか、電話がいいのか)など、相手にとって伝わりやすい伝え方を鍛える必要があります。
経験を積んでくるとディレクション側に回ってくるので、サポートやアシスタントを効果的に動かす力も必要とされます。
自己管理能力
webマーケターの仕事は裁量があるぶん、自己責任の要素が強くなります。
それは会社にいても社内リモートのようなイメージで、施策は1人で行うことも多いです。
ぶっちゃけ、サボってもよくわからないと思います。
ただ、その分結果を求められます。
やればやるだけ業績が上る可能性もありますが、逆に何もやらなかったら業績が下がります。
業績を落としたこともある経験談ですが、一度作ったコンテンツは短期的にはグンと落ちることは少ないですが、長期的にじわじわ落ちていきます。
そして復活するにはまた時間がかかり、精神的にも負担になるのでリモートであっても仕事をサボらないほうがいいです。
自分でやることを決め、決めたことをやる、というのは意外とハードで始めのうちは精神力を必要とします。
しかし、自己管理もスキルなので鍛えればできるようになります。ただ、私たちは学校教育や会社員生活で誰かに管理してもらうことに慣れすぎていただけです。
ルーティン化したり仕組みを作ったり、考え方を習得したり、誰でもやればできるスキルですのでご安心ください。
>こちらの仕事内容のまとめも一緒にご覧ください。
よくある質問
- 学歴は関係あるの?
- 文系と理系はどっちが有利?
- 向いている人
- 向いていない人
- 年収
- 将来性はあるの
- フルリモート?
こんな質問をよくされます。
1つずつ回答していきます。
学歴は関係あるの?
webマーケターになるには学歴は関係ありません。
大手企業の学歴フィルターがかかっているところもあるかもしれませんが、中小企業やベンチャー企業などはほぼ学歴不問です。
実際に私の職場のマーケターは、大学中退、高校卒業、専門学校卒業など様々ですが、みんな前線で活躍しています。
文系と理系はどっちが有利?
文系だから有利、理系だから有利ということはありません。
ただ、1つ言えるのはハイブリッドな考え方が必要だと思います。
人の心を掴んだりコニュニケーションが得意な文系よりの考え方、数値やデータを見ながらロジカルに判断してく考え方、
広告媒体、写真や動画や文章による感性を磨いていくこと、広告やLPを論理的に組み立てていけること、この両方が必要です。
感情を論理で扱う仕事というイメージです。
webマーケターに向いている人、向いていない人
webマーケターに向いている人は、人の行動心理に興味がある人、新しいことや変化が大好きな人、自分のアイデアを試したい人です。
反対に、webマーケターに向いていな人は、人にあまり関心がない、何かを変えるのは億劫、決まったことをやり続けたい人です。
こちらの記事で詳しく掘り下げていますので、ご参考ください。
【成果出しやすいよ】webマーケティングに向いている人の特徴と性格12選
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webマーケターの年収はどれくらい?
webマーケターの平均年収はだいたい500万円ほどです。
日本人の平均給与は430万円なので、平均よりも少し上という感じですね。
ただこちらはあくまで、現場社員としての年収なので会社によっては役職をつけると年収はさらに上がるでしょう。
会社員としての年収を提示しましたが、webマーケターは副業・独立の道が見えやすい職業なので、個人の頑張り次第でさらに年収を上げるのは可能です。
webマーケティングの将来性
webマーケターは業界としても個人としても将来性のある仕事です。
業界は今後さらに伸び続けるという予測が出ていますので長年に渡って職を失うリスクも他業界よりも少なく、
また、個人として評価されやすく昇給しやすい、また副業や独立も視野が見える職業です。
【2030年まで成長の予測】Webマーケティングの将来性
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リモートで働ける?フルリモート?
webマーケターは会社員であってもリモートで働ける求人が多くあります。
とはいえ、はじめのうちや業績を出すまでは実際に出社して教えてもらったりコニュニケーションを取ることを求められます。
そのため一部リモート、一部出社という形態もあります。
会社員でない場合は、それこそPC1台でどこでも仕事ができるのでフルリモートとなります。私の副業での代行業はフルリモートです。
まとめ:大事なのは願うことだけでなく、スキルを身につけること
これまで、未経験からwebマーケターになる方法をお伝えしてきました。
具体的にイメージしていただけたらとてもうれしいです。
様々な方法はありますが、根底となるのはどの方法でも事前にスキルが必要ということです。
スキルがないと運試しみたいになってしまうので、webマーケターになれる確率は下がってしまいます。
逆にスキルがあり、そのスキルに自身を持つことができたら自分にあった最適な方法をとりやすいですよね。
まずは本を手に取ったりネットで情報を調べたり(このサイトでもwebマーケターについてガッツリ解説しています)して、はじめの一歩を踏み出してみましょう。
ライバルもいまならまだ少ないのですが、年々新しい社会人が出てきて同じような疑問を持ってしまえば近くにいる後輩がライバルなんてこともありえます。
時間を節約して効率的に学習をしたい方は、やはりスクールに通うのが一番てっとり早いです。
webマーケティングスクールを具体的に知りたい、どんなスクールがあるの?と疑問に思った方は、
【現役8年目が厳選】おすすめWebマーケティングスクール・専門学校13校を徹底比較&オンライン学習2選
こちらの記事でも詳しく解説していますのでぜひご参考ください。