29歳未経験からweb系転職

【2030年まで成長の予測】webマーケティングの将来性

webマーケティングの仕事に興味を持っているけど、将来があるのかどうか分からず不安。

そんなお悩みを持たれているあなたに、本日はWebマーケティング業界自体の将来性と、Webマーケティングの仕事に従事したときの個人の将来性、この2つについてお伝えします。

 本記事の信頼性 

  • 元、転職サイトの営業マン
  • 29歳未経験からEC業界のWEBマーケターとして活躍中
  • Webマーケティングの副業と合わせ、地方にいながら年収700万(前職350万)
  • 本ブログ10,000PV達成

そもそも。将来性を考える必要性は?

そもそも、なぜ将来性があるかどうかが大切なのでしょうか。

それは単純に、稼げるかどうかに関わってくるからです。成長している業界に身を置くだけで稼ぐことが衰退産業に比べてラクになります。

極端な例を出すと、2022年の今にガラケーの商売を始めても需要がない(お客さんが少ない)のでとても販売しにくいです。一方で、最新のスマホの商売を始めれば少なくともガラケーよりは需要がある(ほしいと思うお客さんが多い)ので販売はしやすいのです。

もう1つ例を上げると新聞を読む人が減ってきていますね。かつては新聞広告に掲載したいという企業は多くいましたが、新聞を取る人が減り、ネットニュースに置き換えられていきました。

そうすると新聞広告を販売するより、ネット広告を販売するほうが圧倒的にラクなわけです。ここで大切なのは、同じ努力をしているのにも関わらず、という点です。

同じ努力をするなら少しでも報われる努力をしたい、そう考える方は需要が伸びている業界(人が流れてきている業界)、という成長性を見極める必要があるのです。

成長性のある場所に身を置くだけで、同じ努力をしても報われる度合いが違います。逆に言えば、身を置く場所を間違えているだけで稼げる上限は決まってきます。それがどんなに優秀な人であったとしても。

こういった稼げる場所選びというのは学校では教えてくれませんから、社会人になって自分の興味のある業界に入ったけど稼げないから仕事がつまらなくなってくる、ということは往々にしてあります。

webマーケティング業界の市場動向から推察

結論からいうと、今後10年は明るい業界といえます。

web広告

precedence research より抜粋

こちらはprecedence researchというカナダとインドをベースに置いたリサーチ企業が出している予測です。

世界市場でのデジタル広告のマーケットは、10年間で2.2倍まで拡大していくと見られています

日本のネット上のリサーチでは見つけられなかったので、海外の情報源になりました。

precedence research より抜粋

こちらは地域別の2021年からどれくらい成長するか、という表ですが、日本が含まれている真ん中のアジア・パシフィックは120%の成長率が見込まれています。アジアパシフィックは、中国、インド、日本、韓国、マレーシア、フィリピンのデータになります。大きな枠組み、そして北アメリカの138%の成長率からいってデジタルマーケティングのさらなる興隆の流れが日本に来ないことはないでしょう。あくまで予測ですが、アメリカが流行ったものってだいたい数年遅れて日本にきますよね。

Eコマース(ネット通販)

https://www.trans-cosmos.co.jp/company/news/211208.html

私が従事している、Eコマース業界(ひらたくいうとネットショッピング業界)は、当然ながら市場規模が拡大していく予測が立てられています。

業界の将来性は十分にあると結論づけて良いと思います。

需要が伸びるがwebマーケティングは人材不足である

業界としてはとても成長率が高いので、webマーケティングという職種に従事する人材は不足しています。

なぜ、Webマーケターの人材は貴重であるのか、これは私が8年間EC業界に従事して分かった私見を交えますが、だいたい世の中に出ている情報と合致します。

  • 明らかに向いている人と向いていない人がいる
  • ITスキルが必要
  • 論理的思考力と人間の感情を考える相反する2つの力が必要
  • 成果を出すためにはある程度の経験が必要
  • 実戦経験が個人に蓄えられ、属人的になるため育成が難しい。
  • 優秀なWebマーケターは独立するか転職する
  • よってwebマーケターを育成する人すらいない

詳しくは別記事で解説しますが、webマーケターはそれだけ人材の確保が難しいのです。webマーケティングは伸びるから強化したい、と考える多くの企業でウェブマーケターの人材確保、人材育成に困っています。

Webマーケターの将来性が高いのにも関わらず、webマーケターの人材が不足?

ここに、チャンスがあります。

つまり、未経験からでもwebマーケターになれる可能性が非常に高いのです。

以上をふまえた上で、各企業、とくに私が勤めているような中小企業ではどう考えているか?現役のwebマーケターはどう考えているか?といいますと、

  • 未経験でもいいからやる気のある人を育成・採用したい。」
  • 「優秀な経験者はまずウチにはこない。育てるしかない。」
  • 「はやく実務から離れて経営側、管理側にいきたい。」

です。私は本業と副業を含めてネットショップを合計6店舗運営していますが、ぶっちゃけ任せたいんです。でも任せられる人がいないというのが現状です。なぜ任せたいか?それは経験が上がってくると、より売上を上げようと思えば自分が経営側に近いことをやってくほうがいい、webマーケターを管理して動かしていくほうが会社にとって利益貢献できる、と考えているからです。

webマーケターを採用・育成できることは会社にとって未来が見えてきます。

猫の手でも借りたいといえば大変失礼な話ですが、その人材に将来性や資質が見えれば未経験からでも育成する覚悟はあるということです。

AIの進化でwebマーケティングの仕事はなくなるのか?

これについては私は、webマーケティングという仕事ははAIに置き換えられることはないと思います。

なぜか、それは人間だからこそできる能力が必須だからです。

  • 人の気持ちを考えること
  • 周りの人とコミュニケーションをとること

大きくはこの2つです。

Webマーケティングはデジタルマーケティングとも言いかえられることも多いため、デジタル=機械的=AIでいいんじゃね?っていうイメージもたしかにわかります。

実際に販売データやクリック数などのアクセス解析、広告データなどいくつものデータを管理することは多いです。データ統計だけでいえばAIを使ってもっと機械的に効率化されるべきだと思います。

しかし、人の気持を考えることや人とコニュニケーションをとることはAIに置き換えることはできません。

実際の業務では、人の行動心理を想像することがとても大切です。ニュースを見て世の中の情勢を把握し、外の街に出て身の回りの人をよく観察し、どういう年代が、どんな物を持っていて、どんな行動をするのか、そのときどんな気持ちなのだろうかと考えていくことはAIでは難しいのではないかと思います。

また、Webマーケターは意外にアナログ的に対人コニュニケーションが必要です。クライアントやデザイナーと広告の打ち合わせをしたり、会社という組織に所属していれば上司や部下に出稿スケジュールを共有したりする場面も多くありますので、そこは人と関係を構築しておく力も必要となります。

動画広告とSNS広告は今後も成長する

インターネット広告は飽和しているのでは、と思われますが実はまだまだこれからの市場です。

近年著しいのは、動画、SNS、デジタル屋外広告(Doooh)です。ほんの10年前まではホームページ上の広告がメインでした。しかしこの10年でネット動画とSNSが爆発的に伸び、使う人が増え続けています。また海外ではデジタル屋外広告も伸びると予測されています。

インターネット動画

こちらはサイバーエージェント調べのデータですが、2022年の現在からみてもわずか3年後には2倍の市場規模になると見られています。

かつてはyoutuberといえば一般人のための動画共有サイトのイメージでしたが、今は芸能人や企業が宣伝ツールのように当たり前に使っている時代です。

体感されていると思いますが、ホームページ、youtube、snsなどを見ても、いたるところに動画がありむしろ馴染んでいますよね。

SNS広告

また、SNSのソーシャル広告市場も将来性が高いです。

iPhoneによるスマートフォンの普及がネット広告市場を激変させました。

とりわけモバイルデバイスでネットを普及させたことがSNSの普及に繋がりました。

現代では街を歩いていても、電車に乗っても、誰かと食事をしても、SNSを誰ひとり触っていない空間を見つけることはできません。

もはや文化、習慣になっておりこの動きは加速すると見られています。

ソーシャル広告が出るまでは、リスティング広告やリマーケティング広告が主流でしたが、これからのwebマーケターはソーシャル広告も駆使していかなければなりません。

現場からみると、自社も競合もソーシャル分野に真剣に取り組んでいる企業はまだまだ少ないと思います。既存のやり方に固執している、もしくは新しい手法であるSNSに精通していない、大きくはこの2つが理由ですが、これも求職者にとってはチャンスです。SNS運用やSNS広告が分かる人が来てくれたらとても嬉しいと思うからです。

こういったメディアの変化の流れを取り扱うことができるwebマーケターも業界とともに需要のある職種であるといえます。

個人に焦点をあてた時の将来性

Webマーケティングの業界、Webマーケターという職種の将来性は十分わかった。

今後5年〜10年は仕事がなくなることもなさそうだけど、ぶっちゃけ気になるのは個人レベルでお金が稼げるのかどうかってところですよね。

ここからは個人に焦点を当てて、webマーケターの将来性をお伝えしていきます。

結論、会社員としても、副業としても、独立を狙うにしても、こんなにコスパのいい仕事はないと思います。

webマーケティング職は出世、昇進しやすいポジションである

Webマーケターが出世・昇進に繋がりやすい理由は以下です。

  • 成果が直接的にわかりやすい
  • 売上を握っているので経営層と近づく
  • 周りを巻き込んでいける

●成果が直接的にわかりやすい

実務レベルで言えば、webマーケターは成果がすべて数値化されるので、売上に貢献していることがひと目でわかります。

webデザイナー時代は自分がどれくらい売上に貢献しているのかがわかりにくく、いくら新しいスキルを向上させても会社からは制作して当たり前と思われており、なかなか評価に繋がりませんでした。

前任が辞めたきっかけで、webマーケターをやることになったのですが運良く向いていたのか成果を上げることができ、私の仕事がすべて数値化され、評価にも昇給にもつながるスピードが段違いに早かったです。

●売上を握っているので経営者と近づく

事実として、経営者は売上と利益を上げてくれる人を重宝します。そして売上責任者の提案や話をよく聞いてくれます。これは私が勤めている中小企業だからかもしれませんが、Webマーケターになってからは必然的に経営者と蜜にコミュニケーションをとることが格段的に増え、お昼休みの雑談の中ではプライベートな話もするので距離感はグッと縮まります。ちなみにwebデザイナー時代はほとんど話すこともなかったです。

会社員である以上、給料を決めるのは経営者です。仕事をまっとうするのはもちろんですが、同じ能力ならやはり話がしやすい人を上にあげてやろうと思うのは自然なことだと思います。

●周りを巻き込んでいける

会社員という働き方の中で、給料を上げる方法は正直出世・昇進することが一番早いなと感じました。

実務レベルでの昇給は会社による限界値があり、実績を出しているのにも関わらず給料が上がらない、と嘆くときがきます。

過去の私も悩んでいたのですが、役職がついたとき月給もそれに伴うボーナス合わせて跳ね上がりました。

出世とか否定的だったのですが、そのとき出世ってコスパいいな、って思ったんです。

昇進した理由は、意識せずとも上司、部下、他部署と連携をとり組織を動かしていく任務についていたので、会社からは会社にとって重要な人物と判断されたからです。

これは何も私が優れているということではなく、webマーケターという職種そのものがそうさせてくれました。ECサイトの運営責任者をするにあたっては必然的に様々な部署とコミュニケーションをとることになるからです。市場分析、SEO対策、web広告運用、Youtube運営、SNS運営、webデザイン、アクセス解析、在庫管理など売上を上げるための多岐にわたる実務を1人で行うことは到底できません。そのために上司に相談、提案すること、部下を指導・育成すること、他部署と密な連絡をとりあうことが必要になります。

webマーケティングは副業に活かせるし、独立も見えてくる。

会社の外でも稼ぎたい、会社の外で通用するのか挑戦したい、そう思ったときにもwebマーケターは将来性のある職種です。

webマーケティングの副業は稼げる可能性が大いにあります。しかも、在宅でも地方にいながらでも場所や時間にとらわれず、です。

副業の種類としては、受託系とメディア運営の2つに分かれます。わかりやすく言うと誰かのお手伝いをするか、自分で運営するか、です。

受託系の例でいうと、企業のweb広告の運用代行、SEO運用代行、広告作成、などクライアントと契約を結びます。クラウドワークスや知人の売上や集客のお手伝いをします。

一方で、メディア運営はブログやyoutube、sns運営、またECサイトを運営するなどです。

私はクライアントワークでECサイトをまるごと預かっており売上から集客、バナー作成などEC運営代行の副業とともに、自分でブログ運営をしているので両方に当てはまります。

webマーケティングの副業は本業の知識や経験、データをそのまま活用できるので、本業もしっかり頑張ろうという気になります。副業で全く違う分野のものをやっていると本業にやる気がでなかったりしますが会社での業績悪化に繋がり、居心地が悪くなります。それよりは本業と副業で同じことをやっている方が、精神的にも健康ですし、副業がつらくないんですね。

私もwebマーケティングの副業があるからこそ、収入面も精神面も安定しています。webマーケティングの副業で何百万もの月収を稼いでいる人もたくさんいてそこから独立する人も多くいるので、個人レベルで見ても非常に夢があり将来性の高い仕事だと思います。

需要のあるwebマーケターになるために必要なこと

webマーケティング職は現時点で非常に需要もあり将来性もある職種です。

しかしこれはどの職種にも言えますが、従事する人が増えてくると競争になり仕事が減る可能性もなくもないです。

ここ3年ぐらいで盛り上がってきた動画編集者もそうですよね。

実務を磨いていくのはもちろんですが、それをできる人は時代とともに増えていきます。その中で生き残るのは付加価値つけることです。(実務以外にできることを増やすこと)

  • 専門性を身につける
  • webマーケティングをできる人を育成できる
  • クライアントへの提案力、連絡力、積極性
  • 周りを巻き込んでいけるコミュニケーション

専門性は業界の軸とスキルの軸で磨いていきましょう。○○の業界に強い、やSEOに強い、web広告に強いなど自分にあった専門性があれば企業からも指名されやすく長く生き残ることができるでしょう。

また、これは実体験ですがスキルそのものを共有することでさらに価値のあるwebマーケターとなりえます。後輩や知り合い、クライアントに自分の得た知見を惜しみなく教えていくのです。そうすると会社からは人材を育成できるwebマーケター、クライアントからは専門情報を開示してくれるwebマーケターとなり信頼感につながります。信頼を得ることができれば、長期での仕事の確保に繋がります。クライアントに対してはその知見をもとに、自分から連絡をし、自分から提案をする積極性は重宝されます。なぜならクライアントは忙しいし、依頼主とはいえ少し気を使うものです。こまめな連絡や改善提案など、面倒だなと思うことこそ率先して行うことで他のwebマーケターと差別化することができます。

会社にしても副業やフリーランスにしても単発の仕事までは比較的ハードルが低いと思います。しかし今後生活をしていくこと、稼ぎ続けられるかは長期の仕事を継続的に得ることが目標となります。

最後に、後輩や知り合い、クライアントももちろんですが、他部署やあなたの仕事関わる人へのコミュニケーションを大事にしましょう。日頃からお願いしやすい人間関係づくり、専門知識の共有を相手の言葉に合わせて伝えていく力、そして仕事だけでなくプライベートの話もできる、そんな対人能力も大事です。あなただからお願いしやすい、あなただから大丈夫そう、そんな安心感を得てもらうには一朝一夕では難しいです。長期にかけ、周りの人にお願いされ、お願いできる関係を意識して、売上アップや集客アップという目標を一緒に目指せる力をつけていきましょう。

まとめ:webマーケティングは成長し続け将来性あり

以上見てきたように、

webマーケティング業界は2030年まで伸び続ける予測あり

成長性から見ても職種の特性から見ても仕事がなくなることは考えづらい

個人の収入アップは本業、副業、独立するにしても本人次第で青天井

付加価値をつけるためにwebマーケティング以外のスキルも身につくので人間的成長する

これらがwebマーケティング業界とwebマーケティング職の魅力であり、非常に成長性や将来性のある仕事だと思います。

Webマーケティングと言うと少しうさんくさい印象ですが、2020年のコロナ渦ぐらいから特に一般的に認知され始めてきています。

コロナ渦で商売をネット上に移行する企業や副業を始める人が増えたからです。

そこで最近特に人気の職種で注目が集まっています。今ならまだライバルも少ないですが、年々webマーケターを目指す人は増えていくと見られます。なので未経験から採用の可能性が高い今から小さな行動だけでもはじめていくことをおすすめします。

まずは本やネットの情報をあつめて独学からはじめていきましょう。そしてさらに興味を持ったら自分でブログやネット物販などをやってみましょう。

それでも、興味はあるけど1人ではモチベーションが下がってしまったりやる気がでないときがあります。そんなときは、webマーケティングスクールというのも候補に入れましょう。

【現役8年目が厳選】おすすめWebマーケティングスクール・専門学校13校を徹底比較&オンライン学習2選

令和の今、webマーケティングを学習する機会は整っています。本当に未来を少しでもよく変えたい、と思われたら小さな一歩を今踏み出すことが大切です。