webマーケティングの仕事には興味があるんだけど、自分ができるのか不安。
そんなお悩みを抱えていらっしゃると思います。誰しも未経験のことや新しいことに対して心配されると思います。
本記事では、実際に自分がwebマーケティングの仕事を始めてみてこんな人はwebマーケティングに向いているなぁと感じた12個のポイントを現役の目線からお伝えしていきます。
webマーケティングという仕事に向いている人の特徴を、興味と性格の2軸からリストアップしました。
本記事の信頼性
- 元、転職サイトの営業マン
- 29歳未経験からEC業界のWEBマーケターとして活躍中
- Webマーケティングの副業と合わせ、地方にいながら年収700万(前職350万)
- 本ブログ最高10,000PV達成
webマーケティングに向いている人の特徴:興味
- 変化が好き
- 人の心を読むのが好き。人の動向に興味がある。
- 社会ニュースに関心がある
- 計画を立てるのが好き。考えることが好き。
- 新しいこと、流行を追うのが好きな人
- webサービスやデジタルツールが好きな人
- 売ることが好き(成果を出すことが好き)
1つずつ見ていきます。
変化が好き
ご存じの通りインターネットの世界は変化が目まぐるしいです。とくに2010年年代のスマホの登場から加速する一方です。
集客においてはリスティングやバナー広告を検索エンジンやホームページに出向していましたが、現在ではそれと合わせてインスタやツイッター、ラインなどSNS上の広告戦略を考えたり、youtubeでプロモーション活動を行うのも一般的になりました。
物販では黎明期からあるヤフオクからスマホアプリのメルカリのユーザーが爆伸びしています。
こういった変化によって集客手法や販売手法、コンテンツ作りを変えていかなければなりません。
webマーケティングはネット上でのそういった変化をワクワクして楽しめる人は向いています。
人の心を読むのが好き。人の動向に興味がある。
これは意外と見落とされがちです。実務上はパソコンの画面でごちょごちょやっているのですが、実際に行動するのは画面の向こう側の「人」なのです。webマーケティングに従事している同僚でもここの部分に気づいていないか、忙しくて忘れてしまっている人が多いです。
広告の文章や写真の見せ方、SEOのキーワード対策などテクニック的な要素は訓練すれば短期的にでも誰にでも習得できると思いますが、人への関心は性格的なところも関係してきます。駅のホームで電車を待っているとき、スタバでコーヒーを頼んで席についたとき、スーパーに行ってレジで並んでいるとき、友達との飲み会、などでついつい周りの人に目がいく人はwebマーケターに向いています。
どんな年代がどんな持ち物を持ってどんな服装をして誰と話していて、そんなことを日頃からストックしておけば、年代や嗜好性によって脳内でだいたいの分類ができ、「こんな人にはこんな文言が響きそうだな」とかアイデアが出てくるのです。
社会ニュースに関心がある
こちらも人への関心につながるのですが、周りの人だけでなくより多くの人の行動心理を把握するのが好きな人はwebマーケターに向いています。
コロナ渦において生活スタイルが大きく変わりました。テレワークが普及したり、企業活動がストップしたり、混乱のなかにおいて副業をする人が増えました。
大きな変化が起きたとき、これまで売れていなかったものが売れたり、興味を引くキャッチコピーが変わったりします。(ECサイトではテレワーク時の腰痛関連のものが売れたり。)
身の回りの変化にも敏感になることは大切ですが、もっと大きな世の中の流れを見るにはニュースが最適です。
そんな大きな社会情勢に興味関心がある方はwebマーケターに向いています。
計画を立てるのが好き。考えることが好き。
私のwebマーケティングの実務では実際に手を動かす時間とリサーチやデータを眺めている時間が半々です。
新規でなにかモノを売り出そうとしたり、集客しようとするとき、は他社事例をリサーチし、取り扱う商品やサービスの強みを洗い出すためのリサーチをします。ここに結構時間を使って、販売の戦略を考えます。
実際に商品を売り出したとき、その売上がどうだったか、集客媒体は正しかったのか、広告やコンテンツは適正だったのか、をPVやUU、CV率を細かく見ながら、長期で数値を追っていって改善を繰り返します。Aが良かったからずっとAを行うのではなく、Bにしたらもっとよくなるか?と考えることがストップすることがありません。なれない人にとってはしんどい作業かもしれません。
ずっと考え続け、また新しい計画を立てて、試す、このサイクルが好きな人はwebマーケターに向いています。
新しいこと、流行を追うのが好きな人
こちらは、1番の変化が好きなことに共通するのですが、トレンドを追うことが好きな人はwebマーケターに向いています。
なにかが流行しているということは、大多数の人がそのことに関心があり、人の行動心理も変わってくるからです。新しいお店ができた、斬新な商品が出てきた、話題の映画がある、あの子供アニメが人気だ、今はこんな髪型が流行っている、など新しいことに敏感であれば、世の中の動きに合わせた提案ができます。
逆にトレンドに敏感ではないと、手法が古臭くなり、自分だけの頭の中でしかアイデアが出てきません。
トレンドに敏感であることはミーハーな一面もありますが、webマーケターに関していえば常にインプットを続けている仕事熱心な人とも捉えられます。
webサービスやデジタルツールが好きな人
webマーケターはネット上で販促活動をするので、web上のサービスに興味関心があることが大事です。
ターゲットユーザーはどのデバイスを使い、どんなアプリを使っているのか、あのwebサービスはどんな特徴があるのか、をリサーチしてその特性に合わせた戦略を考えていくので、そもそも興味関心がなければ調べる意欲も湧きません。
ユーザー側だけでなく、実務者としても常にパソコンやスマホと向き合っているので、より最適な仕事ツールはないか?もっと効率化できるwebサービスはないかと、仕事をよりよくするために邁進することも必要です。
売ることが好き(成果を出すことが好き)
webマーケターの任務は最終的にはモノやサービスの購入につなげることです。なので、モノを売ることや目標達成をすることが気持ちいいと感じられる人はwebマーケターに向いています。
web広告やseo対策の場合は少し間接的になりますが、目標としているクリック数を達成できたり、狙ったキーワードで検索順位を上げられたりすることでアドレナリンがでます。クライアントワークの場合は、その結果売れたのかどうかまで聞くことでより刺激になります。
ネット物販の場合はわかりやすいですね。いろんな施策を総合的に行った結果、売れたら楽しいです。会社員の場合でそれがたとえ自分に興味がない商品であっても売れたら好きになります。笑
私は極端なことを言えば、モノを買うより売ることのほうが好きです。これは私の会社での出来事ですが、webのスキルやビジネス能力の高い後輩がいてwebマーケターになったのですが、『どうしても売ることが好になれない。向いていない。』といって辞めていきました。また、優秀なwebデザインができる人がいて、抜擢しようとしたところ『マーケをやるなら辞める』とまで言った人もいてとても驚いた記憶があります。
なので、そもそも売るのが好きかどうか、というのもwebマーケターの素質であると私は考えています。
webマーケターに向いている人の特徴:性格
- 執着心がある
- 負けず嫌いである
- 数値で判断することが好き
- 地味な作業を長く続けられる忍耐力がある
- トライ&エラーを繰り返すのが好きな人
1つずつ見ていきます。
執着心がある
目標を達成するまで諦めない、という性格の方はwebマーケターに向いています。
webマーケターは成果が求められます。施策等や働き方は自由度が高いですが、そのぶん評価はシビアです。
たとえ業績が悪かったとしても「今月は目標達成できなかったなぁ、まあ来月から頑張ろう。」と曖昧にするのではなく、「なぜダメだったのか、どこがダメだったのか、次はどうすればよいのか」としっかりと悪かった部分を振り返り、次は絶対に目標を達成するぞ、という気構え、心意気が必要です。スキルや経験以上にこのマインドを持ち続けることが大切です。
負けず嫌いである
ライバルに負けたくないという気持ちがある人はwebマーケターに向いています。
様々な商品やサービスがあるなか、自社やクライアントは競争のなかで勝負しています。業界が盛り上がっているとはいえ、限られたお客さんの取り合いなのです。
なので競合他社の施策を細かくチェックしたり、SEOに関しては検索順位が抜かれてしまったりしたときに悔しさを感じるぐらいがちょうどいいです。
負けず嫌いであれば、競合よりも上にいこうという向上心も生まれますし、自然と競合の施策をインプットするので販促アイデアが生まれやすくなります。
数値で判断することが好き
曖昧なことが苦手、ものごとをできるだけ数値で判断したいという方はwebマーケターに向いています。
webマーケターは数値で施策の良し悪しを判断し、次の戦略を立てていきます。
数値で結果が出るので、いいときも悪いときも納得感を持って仕事を進められます。
webマーケターは広告出稿やコンテンツ作りの際にクリエイティブな仕事もあるのですが、戦略さえしっかりおこなっていれば、それはデザイナーや他の人に依頼することができます。
なので、どちらかといえば数値をよく見て戦略を立てていく方がwebマーケターの任務としては重要になります。
地味な作業を長く続けられる忍耐力がある
細かい作業をコツコツと進められる人はwebマーケターに向いています。
webマーケティングというと横文字だしIT系のキラキラしている仕事、みたいなイメージが少なからずありますが、実務は非常に地味です。
データ統計のためのエクセルにある数字を見て、そのエクセルの計算式が間違っていたら修正して、文章やhtmlに誤字脱字がないかチェックしたり、ひたすら競合をリサーチしたり、広告入稿のスケジュール調整をしたり、それらを黙々と行う必要があります。
しかもそれらは結構時間かかるんですね。広告や商品を1つネット上に公開するために、数日から1週間かかるなんて案件も多くあります。
いい結果を目指しながら、その間は淡々と作業を行っていくことが必要です。
トライ&エラーを繰り返すのが好きな人
同じことをやるよりも、試行錯誤して色々なことをチャレンジしたい方はwebマーケターに向いています。
時代は変化しており、ネット上ではそのスピードが特に早いので、今まで通用して安心しきっていた施策がある日突然通用しなくなり、売上やPVやCVが急激に下がってしまうことがあります。
私も堅調な売上を維持していたECサイトの売上が下がってしまったことがあります。ショッピングモールの仕様変更や、受注がパソコンからスマホへシフトしてしまったことへの対応が遅れてしまったときがあります。その時は私の中に慢心があり、流れで同じことをやっていたときもあります。しかし、それではダメで常に数値と向き合い、新しい施策やアイデアを出しながらトライアンドエラーを繰り返していくことが安定した業績につながると感じました。
webマーケティングが向いていない人
逆にwebマーケターに向いていない人の特徴もさらりとお伝えします。
向いている人と反対のことなのですが、
- 同じことをやることが好き、変化が好きではない
- そもそも働くのがあまり好きではない人
- 年功序列、終身雇用など旧来型の働き方を求める人
- 数値で判断することが極端に苦手な人
- 細かい作業に耐えられない人
- 人の動向に興味がない人
- デスクワークが苦手な人
- おしゃべりできる仕事が好きな人
以上に当てはまる人はあまりwebマーケターに向いていないかもしれません。
さらに詳しい内容は別記事でご紹介します。
まとめ:適正のある仕事は成果を出しやすい
webマーケターに向いている人の特徴をもう一度おさらいします。
●興味関心
- 変化が好き
- 人の心を読むのが好き。人の動向に興味がある。
- 社会ニュースに関心がある
- 計画を立てるのが好き。考えることが好き。
- 新しいこと、流行を追うのが好きな人
- webサービスやデジタルツールが好きな人
- 売ることが好き(成果を出すことが好き)
●性格
- 執着心がある
- 負けず嫌いである
- 数値で判断することが好き
- 地味な作業を長く続けられる忍耐力がある
- トライ&エラーを繰り返すのが好きな人
私は未経験からwebマーケターになったときは、自分に向いているのかどうなのか、自分ができるのかどうなのかが本当に不安でした。
私も当初はこれらにあてはまるものも少なかったです。やりながら体が適性に近づいていったという方が正しいので、今の時点では1つでもあてはまれば十分なのではと思います。
むしろ今の時点で向いているかどうか、よりもwebマーケターになりたいのかどうなのかのほうが大事かもしれません。
webマーケターのメリットを考えた上でそういう人を目指していくという目標を持てば解決する話です。
webマーケターになってよかったことは別記事で詳しく解説しているのでぜひご参考ください。