ガジェット

FLEXISPOT E3レビュー。EF-1、E7との比較や違い、選び方も紹介。

電動昇降デスク、flexiispot、フレキシスポット
腰痛対策からスタンディングデスクを検討しているけど、実際どうなん?
テレワークもしばらく続くやろうし。
興味はあるけど値段が高いから購入に踏み切れんなぁ〜。
なぁ、ミカヨー買ったんやろ?レビューしてや。
ともだち
ミカヨー
電動昇降デスクFLEXISPOT(フレキシスポット)のE3を2019年12月に購入して1年半使ったのでレビューいたします。

・スタンディングで仕事ができるみたいだけど、実際使うかな?

・金額的にも物理的にも大きい買い物だから、失敗したらどうしよう?

こんな不安を和らげるべく、私の購入経緯と写真付きのレビューでお伝えします。

私が購入したのは、現在はEQ6からE7シリーズに置き換わっているE3B-JAという高機能モデルです。

本当にこんなものが必要なのだろうか?と考えた時、納得していれば後悔なし!

早くレビューを知りたい、という方はこちら

とりあえずサッと動画で知りたい方はこちら▼

FLEXISPOT(フレキシスポット) E3 の購入理由

  1. 腰痛対策のため
  2. 姿勢改善、机の高さを低く調整できる
  3. スタンディングそのものへの興味

1つずつ見ていきます。

腰痛対策

座りっぱなしは腰や体への負担を大きくするそうです。

私は特に座ったときの姿勢が悪いので、ゲーミングチェアや脚置き、外部ディスプレイやノートパソコンスタンドを導入して姿勢改善に努めてきました。

解決策の1つとしてそもそも座らない方法もあることを知り、スタンディングデスクを探し始めました。

また、身長の低い私にとって机の高さが適正ではないことを知り、平均の70cmの高さより低い机を求めた結果、高くもできるし低くもできる電動昇降デスクがいいんじゃないかと考えました。

姿勢改善、机の高さを低く調整できる

私はネットショップを運営していて、基本的にはずっとパソコンの前で仕事をします。

2年ぐらい前から、肩こりがひどくなりました。

原因を調べると長時間のデスクワークの姿勢に問題があることがわかり、その対策の一つとして、適正な高さの机を探すことにしました。

デスクワーク環境を改善するべく、姿勢改善の情報をたくさん集めました。

パソコンの疲れにくい姿勢をまとめると、

  • 肘の膝は90度
  • 背筋を伸ばし
  • 目線は少しだけ下

ということが共通していました。

その中の一つに、バウヒュッテの適正姿勢のページがあり、自分のデスクワークの適正な高さは思ったより【低い】ことがわかりました。

身長167cmの私の適正な机の高さは、65cmだったのです。

バウヒュッテ公式ページ

こちらのサイトで驚いたことは、

書き仕事とキーボード作業は適正な机の高さが違う、ということです。

書き仕事での適正な高さは70cmでした。

書き仕事の基準で作られた机では、ひじが上がってしまい、90度にすることは難しいのです。

楽天やアマゾンで探したところ、高さ65cmは選択肢が少なく、70cmぐらいのものがよく出回っている様子でした。

スタンディング目的で昇降デスクを買う人が多いと思いますが、私の場合は低く設定できることにも魅力を感じました

スタンディングデスクそのものへの興味

もちろん、スタンディングデスクで仕事をするその新鮮な行為自体にも興味を持ちました。

欧米では既にスタンディングで仕事をするということが認知されてきているようです。

腰痛対策にもなるということで、長時間のデスクワークに体をいたわるという点では同じ目的です。

FLEXISPOT(フレキシスポット)の購入1年9ヶ月後レビュー。買って良かった点

  1. 低くできる
  2. 高くできる
  3. メモリー調整
  4. 組立は簡単?裏技も紹介

低くできる

電動昇降デスクは、スタンディングできる、高さを注視してしまいますが、
実は低くできることも大きな利点になります。

  1. 低身長の方のため。
  2. 子供用のお絵かきテーブルとして。

1つずつ見ていきます。

低身長の方のため

70cmサイズのデスクが主流なのは、パソコンのない書き仕事が中心の時代の名残だと言われています。

ですが現代では、パソコン仕事が中心なので、時代に合わせたデスクを検討していく必要があります。

身長が低い人のデスクワーク用の机では、通常のデスク(高さ70cm以上)だと少し高さが高いです。

机選びは成人男性に限った話でもありません。

家族がいる方であれば、妻や子供、兄弟もいますよね。

共同で使ったり、机を貸したりする場合にも便利です。

子供用のお絵かきテーブル、動画鑑賞用として

子供が3歳になって動き回るようになってから、仕事部屋に遊びに来るようになりました。

微笑ましいことではありますが、仕事が捗らないことがあります。

少し前まではLGの34インチの曲面ウルトラワイドモニターをどっしりと真ん中に座って作業をしていたのですが、それも難しくなってきたので21.5のモニターを引っ張り出し、子供と共存するべく半分デスクスペースを作ってあげました。

机の高さを低く調整して、動画を見せたりお絵かきをさせたりして、1時間ぐらいは自分も仕事をしながら一緒にデスクで過ごしてあげられます。

また、今後は小学生でもプログラミングの授業があるということで、家で小学生、中学生、高校生の子供がパソコンデスクに向かってパソコンの勉強をする事も普通になってくると思います。

そこまで考えると、仕事机、勉強机として長期間使えるデスクだと思います。

高くできる(スタンディング機能)

低くできることは自分にとってメリットでした。

しかし、電動昇降デスクのメインの機能はスタンディング。

立って仕事ができることに魅力を感じている人も多いはずです。

設置した初日から、「机が高くなる!」と、その新鮮さに興奮しました。

机が上昇する光景は生まれて初めて見ましたから。

実際に立って仕事をすると気分転換になります。

さらに効力を発揮したのが、二人目の子供が生まれたときです。

4歳のお姉ちゃんにスマホで撮ってもらったのでブレていますがなかなか撮影上手です。

赤ちゃんは抱っこやおんぶをすると安心しますが割と肉体労働なので(笑)、妻への負担が大きいので男が積極的に請け負った方が後々うまく回ります。

寝てしまってからも1時間ぐらいはそのまま抱っこしておかないとまたすぐに起きて泣き出してしまうので、その時間を活用したいと思いました。

そんな時に、『そうだ、スタンディングデスクなら立ったまま仕事ができるのでは?』と考えたところ、これがなかなかよかったです。

高くしても子育て世代に役立つ机だと感じました。

腰への負担はどうかと言われると、感覚的には正直よく分かりませんが、理屈上は負担を減らしているはずです。

ちなみに、こちらも身長に合わせた最適なスタンディングの高さが自動計算できます。

身長167cmの私は97cmが最適なスタンディングの高さです。

スタンディングデスクでの最適な机の高さの自動計算ページ(バウヒュッテ公式)

メモリー機能

昇降デスクには、手回しのクランプ式と電動式があります。

手回しは疲れそうですが、頻繁に上げ下げをしなければ、そこまで負担ではないと思います。

しかし、自動調整は電動タイプでしかできません

設定したお好みの高さまでボタン一つで移動するのでラクちんです。

3つまで登録できるので、私の例を紹介します。

  1. 椅子に座るときの適正な机の高さ(65cm)
  2. スタンディング時の適正な机の高さ(97cm)
  3. 子どもが寄ってきたときの机の高さ(60cm)

です。

超簡単!メモリー機能の調整方法

難しそうに見えますが手順は簡単です。

  1. 目的の高さまで調整する。
  2. メモリーボタンを押す。
  3. 割り当てたい番号を押す。

動画の5:44から解説しています。

組立て、裏技も紹介

本体はとても重いです。

あの筋肉モリモリの佐川のお兄さんでさえ、「お、重いっすw」と苦笑いで届けてくれたほどです。

脚が重い

FLEXISPOT(フレキシスポット)の脚はとても重いです。

床に落とすと確実にキズがついてしまうので、梱包されてきた段ボールを下に引いて組み立て作業をするといいと思います。

脚だけで重量は35kgあります。

ひっくり返して脚を組み立てるシーンもあるので、気をつけてください。

裏技:ラクしたい方は天板は乗せるだけでOK

抑えても大丈夫

天板の取り付けは億劫です

本来は、電動ドリルを使って天板を固定します。

しかし、私は電動ドリルを持っていないことにこの机を買ってから気づきました。

でも大丈夫です。

脚ができたら、実はその上に乗せるだけでOKです。

天板がズレない?

という心配もあるかと思いますが、天板自体もそこそこの重量があるので、パソコン作業をするぐらいなら今のところ何の問題もありません。

狭い脚の下にしゃがみ込み、天板の裏を見ながら電動ドリルで天板を取り付ける手間はいりません

あれってめんどくさそうだし、時間かかりそうですよね。

天板の選び方

天板のサイズ

可能であれば、140cm×70cmの購入をおすすめします。

人間が2人横並びで座れるからです。

私はこれを8畳の部屋においてますが、圧迫感はありません。

マホガニー天板の色味

FLEXISPOT(フレキシスポット)は脚のみでも販売しているので、お好みの天板を選ぶことができます。

120×60の別売り天板

140×70の別売り天板

私が購入したE3にはこちらの140×70サイズの天板がセットになっています。

古くなったりすれば天板のみを交換すればずっと使えるので、ある意味資産的な机かと思いました。

こちらはエルゴノミクスデザインになっており、真ん中がくぼんでいます。

机の上に肘を置く方ならお腹が机に角に押されているという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。

こちらの天板はグッと体を近づけてもお腹にあたらないので心地よく仕事ができそうです。

今の天板がダメになったらこのカーブ型を試してみたいと思っています。

フレキシスポットの種類

2019年の12月に購入してから日が経ちました。

あれから動向をチェックしていると種類がいくつか増えたようです。

しかし、それが選ぶのをややこしくさせてますので、ここで一旦整理します。

超ざっくりと分けると、

  • エントリーモデル=EF1、E9、EG1シリーズ
  • ミドルモデル=EJ2
  • 高機能モデル=E7、EQ6(旧E3)

となります。

エントリーモデルは天板とセットで3万円前後で買える圧倒的な安さが魅力です。

高機能モデルは昇降幅が大きく(低くできる)、昇降スピードも早く、耐荷重が大きく、140×70の天板セット、タッチパネル搭載など多機能です。その分価格も倍近くなります。

ここで、いったん表にまとめてみます。

エントリーモデル
高機能モデルミドルモデル初めての方におすすめEG1はメモリー機能がない
E7EQ6EJ2EF1E9EG1EG1-Light
足のみの価格51,70043,80038,50028,600なし25,300なし
セット価格(足+ストレート天板)68,200なし50,80033,60035,20030,30025,800
セット価格(足+カーブ型天板)73,700なしなしなしなしなしなし
セット天板のサイズ140×70なし120×60120×60
100×60
120×60120×60
100×60
120×60
メモリー機能なしなし
自動停止なしなしなし
タッチパネルなしなしなしなし
昇降範囲58-123cm62-127cm69-118cm71-121cm73-123cm71-121cm73-123cm
昇降速度3.8cm/1秒3.5cm/1秒3.8cm/1秒3.5cm/1秒2.5cm/1秒2.5cm/1秒2.5cm/1秒
耐荷重125kg100kg100kg70kg50kg70kg60kg
足のカラーブラック、ホワイトホワイトのみブラック、ホワイトブラック、ホワイトブラック、ホワイトブラック、ホワイトホワイトのみ
Amazon取り扱い日2020/8/42017/10/102021/4/142020/12/112021/7/282020/10/242021/1/12

※左右にスクロールできます。

使った感想から選ぶポイントを考察してみる

僕が買った2019年12月時点ではこんなに種類がなかったので、迷うことはなかったんです。

使ってみて選ぶポイントを抑えて、こんな人にはこっちがおすすめ、というところまで考えてみたいと思います。

  • メモリー機能はあったほうが便利→メモリー機能の有無が1つ選ぶポイント
  • 低くできることを重視するか?→低身長で姿勢にこだわりのある人や子供がいる人は選ぶポイントになる
  • 価格は少しでも抑えたい → 天板セットではただ天板の値段が加算されているものとセットだとお得なものがある

逆に、

  • 昇降速度は気にしなくてもいい(1秒間に3.8cm~2.5cm動く差は気にならない)
  • ボタン式かタッチパネル式かは気にしなくてもいい

初めての電動昇降デスクならEF-1の天板セットがおすすめ

初めて電動昇降デスクを買うとしたら、このEF-1の天板セットがおすすめです。

  • コスパがいい(天板の価格が実質5,000円)
  • メモリー機能あり
  • 脚のみも売っている

初めてなら合わない可能性も含めてセットが3万円前後で買えるエントリーモデルに絞ってみます。

上の表を確認しながら見ると、エントリーモデルでメモリー機能があるのはEF-1とE9のモデルになります。

EG-1やEG1-Lightはメモリー機能がないので候補から外れます。

EF-1とE9はEF-1の方が安いのに、脚の性能(昇降速度や耐荷重)がいいんですよね。

なんででしょう、期間限定でEF-1の方を安く販売しているのでしょうか。。

また、その脚のみの販売をしているので、天板の色を選びたい方や自作したい方はEF-1一択となります。

しかしながら、天板って意外と値段が高く、flexispotの天板だと120×60サイズで13,500円しますので、EF-1の天板セットなら天板が実質5,000円で手に入るので価格を抑えたい、とにかく電動昇降デスクを試してみたい、という方はセットで買うのが無難です。

障害物があるときの自動停止がないですが、自宅において障害となるようなものが昇降中にないので、この機能は捨ててもいいのではと思います。

高機能モデルならE7がおすすめ

高機能モデルなら、E7シリーズがおすすめです。

EQ6は価格もE7より安いし機能的にも申し分ないのでこっちの方がおすすめかなぁと思っていたのですが、発売日から5年以上立っていること、ホワイトカラーのみの販売という点が気になりました。

また、最小の高さが62cmとE7の58cmより4cm高いので、この机を購入する目的として低くできることをポイントに挙げているとしたら、より高さを低く調整できるE7を選びます。

まとめ

  • 電動昇降デスクは高くも低くもできるので子育て世代におすすめできる
  • メモリー機能が便利
  • 天板は乗せるだけでOK→すぐ使える
  • 種類が多くてややこしいが、エントリーモデルはEF-1のセット、高機能モデルはE7がおすすめ

以上です。

この机を導入してから、姿勢の改善やスタンディングによる腰痛対策など在宅ワークがわりと快適になったのでぜひ検討してみてください。

それではよき電動昇降デスクライフを。