MXERGOと比較しながら画像つきでレビューしてくれないかな。
こんにちは。現役ネットショップ店長のミカヨーです。
2012年にはじめてロジクールのトラックボールマウス、M570に出会ってから私のマウスはトラックボールをメインに使用しています。
2018年にMX ERGO に出会い傾斜が心地よかったので、今回ERGO M575という機種が傾斜がついていて格安ということで気になって購入しました。
せっかくなのでMX ERGO と比較しながらレビューしていきます。
MX ERGO のレビュー記事はこちら:【2年使用レビュー】MXERGO ロジクール MXTB1s 肩こり対策トラックボール
サイズ感の比較
M575 | MX ERGO | |
重量 | 157g(電池付き)※実寸 | 263g(プレート付き)※実寸 |
横幅 | 10cm | 10cm |
厚み | 4.8cm | 5.1cm |
縦 | 13.4cm | 13.2cm |
縦や横のサイズ感の違いはほとんどありません。
しかし、重量については106gの差がありマウスにしては結構な違いがあったので実際に測ってみました。
これは MX ERGOの金属プレートの重さが影響しています。
M575 は 電池が入っているのにも関わらず「あっ、軽っ」と声に出そうなぐらい違いを感じます。
機能の比較
M575 | MX ERGO | |
2台接続 | × | ○ |
高速スクロール | ○ | × |
電池持ち | 24ヶ月! mxergoの6倍 | 4ヶ月 |
精密モード | × | ○ |
ホイールの横移動 | × | ○ |
2台接続
MXERGOにはFROWという機能があり、WindowsとMacのBluetooth接続を切り替えられる機能があります。
M575はこの機能がなく、1台のみの接続になります。私は会社でWindows、自宅ではMacを使っているためMXERGOを毎日持ち歩いていますのでそのようなケースでは便利なのですが、そうではない場合は2台接続は必要がなくM575で充分です。
高速スクロール
M575は高速スクロールに対応しています。縦にWEBページを素早く閲覧する方におすすめです。
ロジクールのMX MASTER シリーズには搭載されている高度な機能がこのエントリーモデルにあるのは革新的です。
MXERGOは高速スクロールに対応していないため、実際に比べてみると縦スクロールはM575のほうが早いです。
電池持ち
M575は電池式です。電池持ちは2年と驚異的です。
MXERGOは充電式で4ヶ月ごとに充電が必要です。
1年で3回充電するだけなのですが、使用中に充電切れして地味にすとれすになっていたことがあります。2年使用しているので6回は充電をしたのですが、M575は2年で1回も電池交換しなくて良いのはストレスフリーです。
精密モード
MX ERGOはトラックボールの手前に親指で押せる精密モードのボタンがあります。
精密モードとは、カーソルの動きを一時的に遅くし細かい位置指定をできるものです。
デザインの現場で役立つとレビュー等では書いてあります。私は仕事でネットショップのWEB制作をメインに行っておりMXERGOを2年ぐらい使っていますが、ほとんど精密モードを使用したことがないので、なくてもいいかなと思います。
M575はこちらの精密モードが搭載されていませんが、使用頻度から考えるとこの機能をなくして価格を抑えたのは正解と思います。
ホイールの横移動
スクロールホイールは押し込むことで1つのボタンとして機能します。
MXERGOはさらにチルトといって左右に倒すことでボタンになります。
ボタンが増えるのでカスタマイズするときのボタンの割当が増えますが、はじめてトラックボールを使う方にはなくてもいいかなとも思います。
傾斜の比較
高級トラックボールマウスMXERGOの最大のウリであった傾斜。
傾斜することで手首の自然な形で維持することで、疲れを抑える人間工学に基づいたエルゴノミクスデザイン。
MXERGOもM575もこの傾斜に価値があります。
この傾斜が半額以下のエントリーモデルのM575に搭載されたというので超コスパが良いと思ったので購入したのですが、その傾斜の具合はいかに!?
比較しながらお伝えします。
MXERGOの傾斜していない状態と比較
MXERGOの通常状態と比較しました。きちんと傾斜していますね。
持った感じも心地よいです。
MXERGOの傾斜している状態と比較
こちらはMXERGOを傾斜させた状態で比較しました。
比べてみると傾斜具合にはほとんど違いがないように見えます。
MXERGOの公表では傾斜角度は20°だそうですが、M575は公式情報がないのでココは気になっていたのですが、違和感なく使えそうです。
MXERGOと重ねて比較してみた
こちらは写真を合成して重ねてみました。
半透明になっている上の画像はMXERGOです。
スクロールホイール部分の傾斜角度自体は似たような感じですが、実際触ってみた感じはMXERGOのほうが若干角度がついていると体感できます。
MXERGOは親指に当たる部分が盛り上がっていたり、トラックボールの位置が少し高めに設定されているせいでしょう。
山の頂点とトラックボールの位置が高いことがわかりますが、傾斜角度としてはそんなに変わらないので、角度の違いというより手の大きさでフィット感が違うのかと思います。
私は男性ですが手が小さい方なのでM575のほうが圧迫感がないと感じました。
外観の比較
裏側
MXERGOは金属プレートがマグネットでくっついており、全面が滑り止め仕様になっています。
M575も滑り止めが5箇所ついているので机で滑ることはありません。
私みたいに車の中でトラックボールを使う人はドアの開閉ボタンを操作する狭いところに置く場合は全面滑り止めがついているMXERGOのほうが良いですが、それはレアケースなので大半の方はM575で充分です。
関連記事:首コリ注意。車の中のテレワーク快適グッズとその選び方
その他良かった点
- ホワイトカラーがある
- 掃除がしやすくなった
- 安い
- 梱包がシンプル
- 電池付き
ホワイトカラーがある
これはMacユーザーでテンキーなしのMagic keyboardを使っている方には朗報です。
私も外付けキーボードでMagic keyboardのテンキーなしを使っていますが、テンキーなしは白しかありません。
関連記事:Mac用の外付けキーボード/Magic keyboardはテンキーよりテンキーレス。
こちらと色を合わせるときにはM575のホワイトカラーが統一感があります。本体がシルバーならさらにいいですね。
白いマウスは意外と取り扱いが少ないです。MXERGOもホワイトカラーはありません。
掃除がしやすくなった
写真ではわかりにくいのですが、トラックボールを取り外す際の裏面の穴がM575のほうが少し大きいです。
指が入りやすく取り外しがしやすいです。
安い。価格差は約2倍。
2021年1月現在でMXERGOは価格が約11,000円です。
M575はセール価格のときは5,500円前後~定価6,000円ぐらいです。
MXERGOはボタンの数が多いこと、精密モード搭載、2台接続可能、高級感があることなどこちらを選ぶ理由も多いですが、トラックボール初心者ならM575が価格的にもおすすめです。価格が2分の1でエルゴノミクスデザインで腕の疲れを軽減する体験できますから。
梱包がシンプルになった
MXERGOのときはプラスチックが入っていたのですが、M575はすべて紙で燃えるゴミで簡単に捨てられます。
梱包内容は説明書と本体です。電池とunifying レシーバーはマウスの裏側のフタの中に入っています。
電池付き
電池がサービスではじめから入っているので届いたその時から使えてそのまま2年間交換しないのはいいですね。
まとめ
今回は、ロジクールのワイヤレストラックボールマウスの傾斜角度のついたエルゴノミクスデザインを採用したMXERGOとM575を比較しながらお伝えしました。
MXERGOはもちろんオススメなのですが、ネックは値段が高いのではじめての方にはハードルが高いこと。
トラックボールマウスも人によって合う合わないがあるので、初めての方であれば安くお試しできる商品が良いと思います。
私がMXERGOを購入した2018年当時は傾斜しているトラックボールマウスがMXERGOしかなかったのでMXERGO一択でしたが、今ならはじめにM575を買うと思います。
それは機能充分でコスパがいいからです。
M575は
- はじめてのトラックボールマウスを使う方
- 肩こりに悩んでいる方
に特におすすめできる商品です。
トラックボールマウスが良さそう、傾斜角度がついたエルゴノミクスデザインが良さそう、でもマウスに1万円超えるMXERGOって高すぎ!って思う方は、
M575を選べば5,000円台とできるだけコストを抑えた形でエルゴノミクストラックボールマウスを試すことができます。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それではよき、トラックボールマウスライフを。
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