今回は通勤用、特にスーツやジャケパンなどフォーマルな装いが似合う高級感のあるビジネスリュック、サムソナイト・エピッドプラスを購入しました。
というのも少し心境の変化があったんですね。近所の商店街のお祭りに家族で行ったですが、私も含めて子連れのお父さん姿を見ると格好がみんな似ていたんですね。ジーパンにスウェット、みたいな。なんだかそれが少しだけ気にかかっていて少しファッションを変えてみようと思ったのです。
そこで、ジーンズからスラックス、トレーナーやパーカーからワイシャツに切り替え、アメリカンカジュアルから英国紳士の装いに寄せてみました。その時に、今持っているビジネスリュックがカジュアルよりで合わないなぁ〜と思っていたのです。
トートバッグや手持ち鞄も検討しましたが、通勤用となるとPCグッズに加えて弁当箱と水筒が加わるので荷物の重量が増えてしまうんですね。
デジタルガジェットだけを運ぶならトートや手提げでもいいんですが、重量のあるものはトートよりリュックの方が圧倒的にラクなので、やっぱりリュックでそれなりにフォーマルに見えるものを探していたらエピッドプラスの見た目に引かれてしまったというわけです。
サムソナイトはどこの国のどんなメーカー?
サムソナイトはアメリカ発祥のスーツケース、鞄メーカーです。
現在は、サムソナイトコーポレーションという本社がイギリスにあって、地域本社がアメリカ、アジア、ヨーロッパにありそれぞれの地域ごとのニーズに合わせた商品開発を行っています。
サムソナイトは、1910年にアメリカのコロラド州でトランクの製造メーカーとして創立されます。
2021年現在で、111年続く老舗になる非常に歴史のある会社です。
2代のタクシーの間にスーツケースを挟んでも壊れないアピールの画像があり、創業以来その頑丈さをウリにしてます。
コスモライトなどのヒット商品にはその頑丈さをベースにした軽量化などの改良、商品展開が行われています。
サムソナイトのスーツケースは耳にしたことはあるかもしれません。
2004年以前まであのガジェタブルバッグで有名なエース株式会社と契約がありました。
また、近年では俳優の菅田将暉さんがイメージキャラクターを務めるなど、
わりと馴染みのある方も多いかもしれません。
エピッドプラスとエピッドプラスLの違い
基本仕様:重量とサイズ
エピッドプラス | エピッドプラスL | 差 | |
マチ | 16cm | 14cm(拡張時17cm) | −2cm 〜 +1cm |
タテ | 39cm | 42cm | 3cm |
横 | 29cm | 30cm | 1cm |
重量 | 980g | 1150g | 170g |
外観
エピッドプラスLの方が数値通り一回り大きいです。
エピッドプラスLはマチを拡張することができます。
エピッドプラスLの拡張したマチの長さは実寸で13cmになります。
一方で通常のエピッドプラスは12cmです。
エピッドプラスLのメイン収納部のマチを縮小した長さは約9cmになります。
通常のエピッドプラスよりもマチが短くなります。
メイン収納部は内装に大きな違いはありません。
エピッドプラスLのマチを拡張すると、エピッドプラスより1cm広くなります。
水筒ホルダーは2つとも搭載されています。
エピッドプラスにした理由。
エピッドプラスとエピッドプラスLどっちにしよう、と迷ったのですが、
比較検討した結果、Lサイズではなく通常サイズを選びました。
それは、
- コンパクトさ
- 重量
- 横から見たデザイン
- 価格
以上、3つのことからです。
このリュックはカジュアルよりはフォーマルよりなデザインが特徴的で目立ちます。
そのため、あまり大きすぎるとカバンが主張してしまうのと、カッチリとした作りなので取り回しがしにくいと感じたからです。
重量も170g軽いです。
あと、横から見たデザインではエピッドプラスの方がミニマル(ここでは装飾が少なく見た目がスッキリ)な印象を受けました。
エピッドプラスLもマチを閉じていればミニマルなのですが、私は横型の弁当箱を入れることを前提としてビジネスリュックを選んでいますのでこの場合はエピッドプラスLを拡張して使わなければなりません。そうすると拡張したファスナーが常時目に入る状態になり、私の好みとしてはファスナーがない方が好みだと分かりました。
最後は、エピッドプラスの方が価格が安いので、コンパクトさ、見た目のデザインに加えてこちらの方が私にとってはコスパがいいと感じました。
レビュー:素材
エピッドプラスは高級感満載のビジネスリュックです。
各素材にこだわりを感じられます。
ハンドル部は上質で硬いレザーが使われており、重い荷物に耐えられる作りになっています。
ファスナーの手持ちにもレザーが使われており、滑りがいいダブルファスナーになっています。
ロゴはシルバーのプレートでレザーの鈍い光沢に囲まれているなか、きらびやかさと洗練さを印象付けます。
レビュー:コーディネイト
スーツに合うのか?
スーツに似合いすぎます。
それは、カバン自体の輝きのおかげです。
エピッドプラスのレザーとシルバープレートが落ち着いた輝きがあるので、スーツの光沢とリンクして非常にキレイな見た目になっています。
私服に似合うのか?
フォーマル感が強いため、キレイめな私服の方が似合います。
ストリート系やカジュアル要素が強い服装には似合いません。
これぐらいのキレイめ寄りのカジュアルな服装の方が似合います。
リュックの存在感が強いので、地味になりがちなキレイめスタイルを全体的に映えさせてくれます。
レビュー:収納
深いものを取り出しやすいメイン収納部
ノートPCは入るのか?
弁当箱は入るのか?
厚さ12.8cmの横型弁当箱が入ります。
水筒は入るのか?
メイン収納部には折りたたみ式の水筒ホルダーがあります。
500mlのペットボトルも入るサイズであると重宝します。
これはエピッドプラスもエピッドプラスLも両方搭載されています。
ワイシャツは入るのか?
ワイシャツとスラックスを入れてもまだ入るので下着を入れて1泊2日ぐらいの出張にこのリュック1つでいけます。
ただガバッと開く仕様のデメリットとして開く範囲が決まっているのでかさばるスウェットパーカーなどはキレイにたためば入りますが少し窮屈になります。
サブ収納部
メイン収納部と同様にサブ収納部もガバッと開く仕様になっていて開け閉めのしやすいです。
内ポケットも2つあり、ここにスマホや薄い財布が収納できます。
メイン収納部と同じ深さで作られており、あまり厚いものは入れられません。
よく取り出すA4クリアファイルなどをサッといれておくことができます。
1点注意ですが、サブ収納部の奥底にはクッションがしかれていないんです。
iPadやMacbookの13インチを入れたまま、カバンを下に置いたとき「ガンッ」って音が鳴ったんですね。
あれ、なんだろうと思ったらパソコンが薄い1枚のナイロン超しに床にあたっている状態だったので、衝撃に弱いものはここに入れられません。
ここを2気室目としてPC収納やタブレット収納を考えるなら、ハンカチなどクッション性のあるものを敷いておいたほうがいいです。
最前面のポケット
最前面のポケットはファスナーが1つしかありませんが、取り出しやすいように浅めに作られています。
ここはメイン収納部を開けてなくても
深さは19cmなのでkindlepaperwhiteは入るけど、ipad mini 6は入らないサイズです。
私はここの内ポケットに車の鍵を入れて、それ以外にそのままkindleや板チョコなど薄いものですぐ取り出したいものを入れています。
レビュー:使い勝手
自立する
これは今まで試したビジネスリュックの中でいちばん「自立力」が高いです。
リュックのマチが広めかつ、底びょうがついています。
自立するリュックというのは想像以上に便利です。
カフェやオフィスに着いたとき、まず何をするかといえばリュックを自分の足元におきます。
しばらく作業をして、ふと「あ、SDカードリーダーを取り出そう。あ、あの書類を取りだそう」と思って足元でリュックを開けるとき、自立しないリュックだとカバンが倒れてこないように片手で支えるか少し持ち上げるかすることになります。
それが地味にストレスだったことに気づいたのは、自立するリュックであれば足元でリュックの荷物を開けるとき力を必要とせず、両手をカバンに突っ込んで荷物を取り出すことができるので、ノーストレスでなんか心地いいと感じたときです。
型崩れしにくい作り
このビジネスリュックの四角形に近い形になっているので上部が凹みづらいです。
さらに、ナイロンもふにゃふにゃしたものではなくしっかりと厚めの素材になっているのでキレイな形をキープしてくれます。
ビジネスシーンでお客さんの前に出る時はカッチリとした印象を残しておきたいので、カジュアルに見られがちなリュックでもフォーマル感を全開に出すことができます。
ファスナーが開閉しやすい
金属のダブルファスナーになっており、スーッと滑るように開閉することができます。
ラウンドファスナーの財布でもしっかりしたファスナーだと多少財布が膨らんでいてもスルッと閉じることができますよね。
あんな感覚に近いです。
ガバッと開く
メイン収納部のレビューで紹介した部分ですが、荷物が見やすく開け閉めしやすいのは使い勝手に直接影響します。
完璧なスクエア型は見やすい反面ファスナーを平行に開閉するのがやりにくかったりします。
ガバッと開くタイプであれば、開けやすく見やすく使いやすいです。
スーツケースにキャリーオンできる
リュックの裏にスーツケースの持ち手を引っ掛けるための場所があります。
出張時や小旅行、帰省時など洋服をスーツケースに入れてリュックと2台体制で出かけるときに重宝します。
ハーネス付き
自転車通勤や駅までダッシュする時、荷物が少し思い日にあると便利です。
注意点、イマイチな点、デメリット
- サブ収納部の底にクッションが引かれていない
- メイン収納部はガバッと開くものの、ベロンと開かないので洋服を入れるのには向いていない
- ストリート系、通常のカジュアルな服装には合わせにくい
サブ収納部はノートパソコンが入るものの、クッションが引かれていないのでハンカチなどを引いておくなど衝撃対策が必要です。
まぁ、ここにパソコンやタブレットを入れずに他の荷物を入れればいいんですが、この部分はアクセスがしやすいため少しもったいないなぁと思いました。
メインん収納部はガバッと開くので書類やガジェットを入れるのには使いやすいのですが、開く角度に限界があるためスウェットパーカーなどかさばる洋服を入れるのは少し苦労します。用途が違うので仕方がないことだとは思いますが。
このビジネスリュックは見るからに高級感がありキレイな見た目です。ですから少し崩すことがかっこいいストリート系やアメカジスタイルのファッションには似合いません。カジュアルでもキレイめなカジュアルなら似合います。
こんな人におすすめ
- カッチリとした服装に合うPCリュックを探している人
- 自立する多機能ビジネスリュックを探している人
スーツ専用、とまではいきませんがフォーマルな場面にこの見た目が発揮されると思わせる立ち振る舞いです。
そろそろストリート系やカジュアル系を卒業して、キレイな格好をしてみようかなぁと思う方のバッグにもおすすめできます。
見た目もいいのに多機能で使いやすいのが魅力です。
自立してカッチリな印象を与えつつも、ガバッと開けば整理された荷物が入っている。
見た目も使い勝手もスマートなビジネスリュックです。
これに加えてブランドもアピールできるので、スーツやジャケパン、仕事用のリュックを探している大人のリュックとして魅力的です。
一度手に取って試してみてください。
それではよきビジネスリュックライフを。