冬が近づくにつれ足が寒くなってきました。
今年は冷え性になったのか?というぐらい、右足の甲がときどき冷たくなるんですよね。
昨年は首を痛めましたが、今年は足か、、と年々どこかが悪くなっていっているのが憂鬱です。
さて、そんなこんなでブーツを探していたなかで、アサヒのトップドライという商品に出会い、購入してみました。
- 紐なしであること
- 防水であること
- 1万円台であること
- スーツにも履けそうな見た目であること
以上の条件を重視して探した結果です。
届いたので、実写レビューをします。
靴メーカー、アサヒはどこの国のどんなメーカー?
アサヒはアサヒシューズ株式会社という福岡県久留米市にある日本の会社です。
1892年創業の120年以上続く老舗企業です。
日本製に強いこだわりを持ち、健康や快適といったただオシャレに履くだけではなく、靴の機能性をプラスした商品が多く、高い品質と共に海外から評価されています。
介護シューズや健康シューズでも人気なので、知る人ぞ知る隠れた人気メーカーですね。
直感的レビュー
全体デザイン
重厚感のありそうな見た目ですが、重量は430g(片足/28cm)なので思っているよりも軽く、歩行時に足の負担がかかりません。
4E仕様なので幅広な足にも履けるレインブーツです。
シンプルなのでにどんな服装にも似合いそうですね。
ソールのゴム部分は若干気になりますが、滑りにくいという機能を重視しているの仕方ありませんん。
とはいえ、全体的にまとまっているので長靴感はあまり感じられません。
ヒールの高さは意外とある
メーカー公表値では、ヒールの高さは3cmで、インソールの高さは1.5cmとなっています。
実寸でも横から見たソールは約3mとなり、真後ろから見ても4cm弱、これにインソールを加えれば約4cmの身長アップが見込めます。
私は身長が167cmなので、できればブーツを履くことで身長を高く見せたい欲求がありますがこれなら170cm越えすることができます笑
横から測ったものと後ろから測ったものに1cmほどの差異があるのは、かかとに向かうに従いラウンドして盛り上がっているからです。
素材感:スウェード調が無難でいい
防水ブーツということで、レザーを扱うのは難しかったのかもしれません。
しかし質感を損なわないよう、そこそこの見た目を提供できるようにしたのがこの合皮を使用したスウェード調の素材です。
これはスーツはもちろん、レザーでは雰囲気が重くなりがちなカジュアルな服装にも似合います。
スーツに合うのか?
装飾がないデザインなのでスーツに合わせても無難な印象です。
スッと馴染んでいるのでブーツを履いているのかどうかもわからないぐらいです。
いい意味で存在感のないブーツですが、ふとした時に見せる横顔がかっこいいです。
スーツだと座った時にくるぶしの上と、スーツの隙間ができるのですが、このブーツならハイカットなので靴下が見えることもありませんし、この部分を暖かく保護してくれます。
カジュアルな服装に合うのか?
ジーンズに合わせられます。
パッと見は、あれ、チャッカブーツでも履いているのかなぁと思うようなスッキリとした見た目です。
機能レビュー
見た目はシンプルで無難ですが、この商品のウリは機能性です。
ゴアテックスによる防水性
ゴアテックスは防水の素材としてここ数年注目されています。
メーカーページでは厳しい防水テストを行っている、という情報があったのですが、信用していないわけではありませんが非常に興味深くこれは本当に防水なのか?と試してみたくなりました。
というわけで試してみました。
これなら雨の水溜りを踏んでも靴下は濡れませんし、雪の日でも履いていける無敵感があります。
アマゾンのレビューでは北海道在住の方が活用されているということなので、防水に関してはかなり信憑性が高いです。
暖かい
ゴアテックス仕様の靴は初めてなんですが、雨の日に濡れないので靴下に水分が染みて足が冷えてしまうことがありません。
靴の中はボアなど保温性の高い素材はないのですが、風も通さない素材を持ったハイカットシューズは寒さに強いです。
一見、冬仕様にも見えるこのブーツですがゴアテックスによる透湿性による蒸れ対策にもなるため、通年の通勤レインシューズとして活躍そうです。
アサヒトップドライは滑りにくいソールを使用
こちらはミラクルウェーブソールというアサヒシューズ株式会社の独自のソールを使っています。
通常のソールと違い、ガラス繊維を使い波状(ウェーブ状)の配置をすることで、滑りにくくなっています。
ちなみに滑りにくい靴を探すときは、耐滑(たいかつ)、防滑(ぼうかつ)といったキーワードを使うことが多いです。
私もあまり馴染みのな言葉でした。
サイドジッパーで脱ぎ履きしやすい
脱ぎ履きのしやすさはサイドゴアには及びませんが、紐がほどけてしまうレースアップシューズよりはストレスなく脱ぎ履きすることができます。
「サイドゴアでスウェードで、ゴアテックス」の商品となるとリーガルやマドラスウォークが有名ですが、値段が高くなり2万円を超えてくるので諦めました。余談ですが、2社に共通しているのは日本メーカーです。少し嬉しいですね。
筒周りの履き口は28cmで、筒の丈は14cmです。
デメリット、注意点
サイズが大きい
私の実寸の足のサイズは24cmなのですが、今回は25cmを注文しました。
というのも、アマゾンではなぜか24cmと24.5cmは25cmよりも値段が高かかったから。。
ナイキの靴は小さめにつくられているので、比較してみました。
このようにナイキの26cmよりアサヒの25cmのほうが大きいです。
履いた感想は、少しだけ大きいかな、という感じです。
私はインソールを入れたり、冬は少し厚めの靴下を履くので、自分の実寸の足のサイズより1cmぐらい大きめを買うとちょうどいいです。
しかし、このような使い方をしない方であれば自分のジャストサイズか+0.5cmぐらいを選んだほうが無難です。
私は足が小さすぎるので値段を考えましたが、一般的な足のサイズの方ならジャストサイズでも値段が大きく変わることはないです。
黒PBはスウェード調ではない
今回私が購入したのは、黒、です。
黒PBですとツルッとした質感になり、長靴感が目立ってしまいます。
そうすると「ファッションアイテムの防水ブーツ」というラインから「長靴」に寄ってしまいますので、
機能的だけでおしゃれもしたい、という方はこちらの黒PBではないスウェード調をおすすめします。
レザーではない
あくまでスウェードのような見た目、であり実際のスウェードではありません。
オイルレザーなどに比べると光沢がありませんので高級感は劣りますが、落ち着いた印象です。
革は手入れが大変ですが、合皮のほうが手入れがいらないので一長一短といえます。
まとめ:こんな人におすすめ
- オンオフで脱ぎはきしやすいブーツを探している方
- 通勤用のレインシューズを探しているけど、「THE長靴」が嫌な人
- ブーツの機能を重視するけど、それなりのデザイン性のあるブーツがいい方
ゴアテックス防水で、紐なしで、スウェード調の見た目で、それなりのメーカーで、1万円台で、という条件を絞っていくとなかなか見つからないんですよね。
このアサヒのトップドライのメンズ用スリッポンブーツはそんな我儘な希望条件を満たしてくれ、通年の新しい定番靴になりそうな予感がしています。
この記事があなたの参考になれば幸いです。
それではよき防水ブーツライフを。