ネット上に情報はあるんだけど、どうも独学だけだと不安だ。
僕は29歳9ヶ月、という30歳手前で未経験からWEBデザイナーとして就職しました。
僕もまずは独学で学んでから転職だ、と考えましたが、未経験なゆえ、本を読んだりネットで検索しながら独学を挫折しました。WEB系の転職は無理だと諦めていました。
しかし、ダメ元で地方のネット通販の会社に応募したところ採用してもらい、採用から1年で店長になり、現在は副業込みで前職の2倍の収入を得ています。
それは未経験ながらもまず就職をしたことで、会社の人に手取り足取り教えてもらいながら、実践を積みながらスキルアップを爆速できたからだと思います。
もし独学でスキルをつけてから転職という道を選んでいたら時間もかかり、採用されるタイミングを失っていたかもしれません。
採用された決め手は志望理由をしっかりつくったこと、ライバルが少ない企業に応募したことです。
このお話は別途記事にしようと思います。
本記事の内容【3分で読めます】
本記事では、独学でWEB系転職を諦めている方に、私が体験して実感した【未経験からWEB系転職なら、まず企業に飛び込むことをおすすめする理由】をお伝えいたします。
結論:未経験からWEB系転職なら即就職がコスパいい理由。
- スキルの習得が爆速だから
- 人脈を作りやすいから
- とりあえず給料がもらえるから
- アラサーなら会社員の方がやりやすいことがあるから
以上、4つの理由があります。
1つずつ見ていきます。
就職はスキルの習得が爆速
未経験からWEB関係の仕事につこうと思ったときに習得する方法は以下です。
- 独学
- オンラインスクール
- 専門学校
- 就職して会社に潜り込む(バイト含む)
以上、4つの方法があります。
実はこの中で一番コスパが良い方法は会社に潜り込むことです。
企業に新人として入社することのメリットは、教えてくれる人がいるからです。
ググりながら独学、オンライン動画で学ぶことももちろんできますが、情報を自分で解釈しながら学ぶのは労力も使いますし、質問もできません。
さらに実務経験をつめることもメリットです。
企業ですから売上につながる仕事が舞い降ります。
会社や業界で求められるWEBデザインとはどんなものかを実践しながら感じ取ることができます。
本やネット上の机上の空論ではなく、、実際に手を動かしながら必要なスキルを体感して失敗しながらも自分の身にしていくのです。
間違えたこと、先輩から注意されたことは二度と失敗しないようにする、さらにもっといいものを作りたいという思いが生まれ、その気持ちがスキルの上達に繋がります。
スキルを習得するのに無料ですし、なんなら給料がもらえます。
初めは給料が安いかもしれませんが、会社員の給料に副業の収入を合わせてトータルで稼ぐ、ということを目標にして、お金をもらえる学校と思えば、非常にスピーディーにスキルを習得することができます。
会社員としての安定ができた先は、副業で稼ぐこともできますし、そこで上達したスキルを元にさらなる転職も可能です。
時間もお金も限られているという方なら、とにかく企業に潜り込むことを考えることが近道です。
人脈をつくりやすいから
独学やスクールでは得られないのが、一緒に働いたことのあるという信頼をもとにした人脈です。
これは、副業やさらなる転職、さらに独立に繋がりやすいです。
ECサイト運営ではデキる店長やWEBデザイナーは独立する傾向があります。
一緒に働く中で自分の仕事を信頼してもらったり、普段から仲良く接したりすることで、独立した人から仕事をもらうという副業にもつながりやすいです。
実際、私は独立した人からお仕事をもらっています。
独立した人と仕事をすることで独立のノウハウも吸収することができます。
さらに会社内でデキる人に限らず、WEB系職種についている人とはできるだけ多くの人と仲良くなっておきましょう。
一見、会社内では仕事ができないようにみえても、副業でバリバリ稼いでいる人もいます。会社では力を抜いているだけの場合もあります。
その人達から副業の話を聞けたり、得意先を紹介してもらえることがあります。
自分は文系だし、営業職出身だからIT系に務めているってなんか人種が違うんじゃないか、と入社前は不安に感じることもありますがそんなことはありません。
思っている以上に普通の人が多く、アナログの人、家ではパソコンを触らない人も多くいます。
目的を持っている人やネットが好きな人もいますが、たまたまそこに入社している人だって多いのです。
そういった人を肌で感じ、「あ、自分と同じなんだなぁ」と思えたら、自然と仲良くなれるはずです。
店長やWEBデザイナーなどWEB系職種の人と一緒に働いていく中で自然と築かれる人脈は一生モノの体験になり、メリットの大きいことです。
とりあえず給料がもらえるから
これは地味で当たり前と思われていますが、とても重要なことです。
少なくても、生活していけるだけの固定給があるというのとてつもないメリットになります。
技術の習得に集中できるからです。
これは私の実体験ですが、私は自分の時間が欲しくて1社目の会社をやめました。
自分の勉強や将来のための時間が取れるだろうと思って選んだ道ですが、それでも最低限生活できるレベルの収入は確保しなければならなかったので、アルバイトをはじめました。その後アルバイトでは生活ができなかったので、スロットで生活費を稼ぐという道を選びました。
スロットも勝ち方があるので、アルバイト以上は稼げるのですが1つ盲点がありました。
日々の生活費を稼がなければと毎日思うようになり、私は気付いたら3年ぐらいスロプロになっていました。
1日でも稼働しないと不安になってしまい、ひたすら台とお店の研究、そして稼働、と生活費を稼ぐという手段がいつの間にか目的になっていました。
転職のことや自分の事業を始めるといった当初の目的は置き去りになっていました。
このことから、生活費のことを考える人生は本当にやりたいことができないと感じました。
私の場合は1社目の会社をやめて自分で稼ぐという道を選びましたが、生活費や会社で天引きされていた想定外の支払いを考える中で、ずっと仕事(スロット)に追われてるじゃん、と思うようになりました。
会社の固定給の存在がいかに自分を自由にさせてくれていたかということにも気づきました。
なので私はやりたいことをやるためにも、まずは就職しようと思いました。
アルバイトでもよかったのですが、どうせなら給料も多いし、有給などをかんがえるとコスパがいいと判断し、再度正社員として仕事を探しました。
それが将来の副業や独立起業につながる職種がいいと思いました。
そして今はECサイトの運営者として本業と副業、そして今やりたいこと近い将来やりたいことが完全にリンクしています。
なので時間を無駄に使うことがありません。
会社の固定給があるので生活費のことを考えることもなく、副業でやりたいことを実現しながら収入までアップしています。
それは就職という道を選び、固定給を得て日々の生活費や支払いごとなどの悩みをなくし、自分の技術習得に集中できたからだと思います。
アラサー低収入なら会社員の方がやりやすいことがあるから
- 結婚
- クレジットカードをつくる
- 家を買う・借りる
- 遊び
- 副業
- マネジメントの経験
- 育児
会社員であることのメリット社会的な信用が大きいことです。私はフリーターもニートも経験していますしています。スロットで月に会社員の2倍以上稼ごうが、社会的信用は収入では買えないのです。
一方でどんな会社にいようと会社員というだけでちゃんと働いているという信用があり、その信用があるとやりやすいことが多いのが今の日本社会には根強く存在します。
独立起業して、そんな信用なんかいらないぐらいの預貯金があれば問題ないのですが、僕みたいな凡人で一般的なサラリーマンほどこの信用の力でデキることが増えるのです。
例えば、会社員という信用があるうちに、いい相手を見つけて結婚し、望むなら家を買っておく・借りておく、カードを作っておくなど信用が重要視されることを先に済ませておくのです。
遊びもやっておきましょう。会社員というのは悪く言えば、自分がいなくても周ります。
そしてピラミッド型の組織で立場が上に行けば自分が実務をすることが少なくなります。
自分はアシスタントに仕事を教えてそれを管理する立場に回っています。
自分は実務を行うのではなく仕組みを作り、指示出しとメンバーのタスクづくりと進捗管理を行っているだけです。
自分の分身を作る、その人を動かす、というマネジメント経験を無料でできます。
独立した場合は採用から自分でやらないとなりませんし、独立した場合は生死がかかっているので会社にいるうちに成功も失敗も含めて経験しておきましょう。
会社員特有のメリットの1つに有給システムがあります。
仕事をしていないのに給料がもらえるという不思議なシステムです。これをフル活用しておきます。
自分がちょっとぐらい会社を休んだって大丈夫です。
これは3週間の育休を取得したときにすごく助かりました。
私も含めて、現代は核家族ですから育児は大変です。加えて私の妻は少し忍耐が足りません。
しかし育休によって、私も育児、家事に専念し、妻との関係を良好に保つことができています。
自分が動くことで収入を左右するフリーランスの場合は、仮に仕事を休んだとしてもずっと頭の中に仕事が残るので完全に休むことは難しいと思います。
この点、サラリーマンなら有給を使って仕事を休めばその期間は仕事を放棄することができます。
育児がない場合は、有給を使って遊ぶ中でビジネスのアイデアを蓄えたり、勉強や副業、起業の準備をすることができます。
副業は自分にあう、合わないものがありますので、会社員で固定給がもらえている間にたくさんチャレンジして自分に合う副業を見つけておきましょう。
20代なら会社をスパッとやめてしまってもなんとかなる年代ではありますが、30代になると会社を辞めれば再転職は20代より厳しくなります。
30代は家族が増えて収入を維持しなければならなかったり、再就職のハードルが上がることから会社をやめるときは慎重になります。
次に会社をやめるときは、転職先が決まっていること、もしくは起業するときで、次の収入の目処が確実に見えていることが大事になります。
なので、実力もないのに独立だーという前に、会社員であることのメリットを最大に生かすことを考えましょう。
有休の使い方、仕事で成果を出す経験をする、副業、事業の準備をする、プライベートの重要事項を済ませておく、など時間もお金もある今のうちに、30代を頑張り、そして楽しみましょう。
私は、子供が小さいということもありしばらくは安定収入を蓄えつつも副業でガッツリ稼いでいくというスタイルをとろうと思います。
独立するのはそこからでも遅くありません。
まとめ
未経験から職種転換する際にまずスキルをつけてから、という考えは心の安心に繋がりますが、それは長期戦になることを覚悟しなければなりません。
私の前職は法人営業職でさらに大学も文学部卒、IT系の専門職種とは無縁の生活を送ってきました。
さらに、前職を退職してからもアルバイトやスロット生活、ニートを経験、という誇れる経歴ではありません。
しかし、29歳の私は将来自分がやりたいこと、生きたい生き方をするためにはWEB系職種のスキルを身に着けたいという思いがありました。
かといってスキル習得のためのお金もないし、ネットでググって独学をしようとしても続きませんでした。
いきなり独立しようにもスキルが無いものですからお手上げです。
なので私はとにかくまずはアルバイトでもなんでもいいからという気持ちで就職を決意しました。
私が準備したのは約2ヶ月で、それは志望理由と就職先を選ぶという方法で運良く正社員として社会復帰できました。
もう一度まとめると、未経験こそ勇気を持って就職して企業に飛び込むことをおすすめします。
- スキルの習得が爆速だから
- 人脈を作りやすいから
- とりあえず給料がもらえるから
- アラサーなら会社員の方がやりやすいことがあるから
企業のリソースは素晴らしく、固定給をもらいながら仲間に無料で分かりやすく教えてもらったり、勉強会も参加させてもらったりすることで、スキルや仕事の上達のスピードがとても早かったです。さらに独立した先輩との人脈も作ることができたので、副業にもつながっています。
総収入が上がり、結婚して2人の子供に恵まれ、住宅も格安で購入し30代で悩むであろうプライベートの心配事をすべて済ませている状態までわずか5年でもってこれました。
基本的に定時で上がり、土日祝日は休みのため、サラリーマンとしては時間がある部類だと思います。
育児もありますが仕事以外の時間にも自分のさらなる成長のために時間を使えることは僕のライフスタイルに合っているなと思っています。
もし自宅で独学を続けていたらこのような結果にはなっていなかったのではないかと思うと少しゾッとします。
未経験からバイトでもなんでもいいので企業に飛び込み、実践ができて生活費をもらえる専門学校もしくは職業訓練校として捉え、一生懸命そこで成果を上げれば道は開けます。向いている仕事なら必ず成果は出ると思っています。