29歳未経験からweb系転職

東京から田舎の中小企業にUターン就職して良かった10のこと【仕事編】

東京に住んでいるけど、テレワークも進んでいるし東京から離れるのもありのなかなぁ。
いっそのこと地元にもどろうかな。
でも、東京の生活は捨てがたいなぁ。
ともだち
ミカヨー
大学で上京して10年間東京で過ごした後、地元の田舎のネットショップに就職したミカヨーです。

私は29歳で人生が積んでしまい、東京から引き上げて都落ちという形で地元に戻りました。

地元の中小企業のネットショップにUターン就職しましたが、結果戻ってきて正解だったのかなと今では思います。

18年間地元で育った環境は、やはり私にとって居心地がよく田舎のライフスタイルのほうが私に合っていると感じたのです。

新卒で上場企業に入社したものの2年で退職しましたが、結果的には自分らしい人生を送っている気がします。

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もしあのまま東京に住んでいたら私みたいな凡人のお上りさんは幸せになれなかったのではないかと思います。

本記事では、東京から田舎の中小企業にUターン就職して良かった10のことを紹介します。

上京したけど、色々な事情で地方の田舎に戻りたい方の参考になれば幸いです。

仕事編:田舎の中小企業にUターン就職してよかった10のこと

田舎の中小企業に就職してよかった10のことを、私の例で紹介します。

  1. 車で通勤できる
  2. 私服で通勤できる
  3. 残業がない
  4. 休みをしっかりとれる
  5. 競争が激しくない
  6. 会社を作る楽しみがある
  7. 空いているポジションが多い
  8. 副業込みのトータル収入が増えた
  9. 普通に都会の人と仕事ができる
  10. 子育てに慣用


1つずつ見ていきます。

車で通勤できる

東京在住のときは電車通勤でした。

僕は20代まるまる東京で過ごしたので、満員電車には慣れていましたし、別に周りで言われるほど辛いとも思わなかったのです。

でもそれは体力のある20代だったからとあとで気づきました。

30代で久しぶりに出張で東京に行くと、この電車通勤が異常に辛く感じます。

田舎の体になってしまったからとも思いますが、「あぁ、たしかに満員電車ってきついわ。」って思うようになりました。

一方で田舎では車の生活が一般的です。車通勤になって変わったことは、通勤が全然苦じゃない、むしろ自分だけの空間というのはリラックスできます。

好きな音楽を爆音で聞きながら好きな車の好きなシートで、10分ほど車を走らせるだけです。

田舎は道路も広いので運転もしやすいです。さらに車の中でパソコン作業をすることもできるので昼休みや子供が寝た時間などの細切れ時間を使って仕事をすることもできます。

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車通勤は時間に追われることもなく、自由を感じます。

私服で通勤できる

これは企業によるところが大きいですが、私は現在ほぼ私服です。

下は毎日ジーンズです。

私服通勤になってスーツってコスパ悪いなぁと思いました。

破れやすい、シワになりやすい、クリーニングが必要、スーツそのものが高すぎ。。

大学生から新卒サラリーマンになるときはむしろスーツを着たかったんです。

パリッとたネイビーストライプのスーツに身を包み、「あぁ、やっと社会人になったんだなぁ」と意気揚々としていたのです。

しかし、年間コストは高く付きます。ワイシャツも、メーカーズシャツ鎌倉という織りが入ったものだと5,000円ぐらいしますし、白いワイシャツはいくらクリーニングをマメにかけたとしても襟が黄色くなる限界があります。そうすると年に何回かは買い換えないといけない、それに加えてクリーニング代もバカになりません。

昔は3万円のスーツって安いと思っていたのですが、今コスパの観点から考えると高いです。

3万円のスーツって最低限のレベルなので、生地やデザインを選べば実際にはもっと費用がかかります。

私服通勤で3万円の洋服代を使うならいいものが複数買えます。

ジーンズならリーバイスやユニクロなど複数買えますし、パーカーやアウターを買ったとしてもお釣りが出ます。

さらに洗濯機で選択可能なので年間クリーニング代は0円です。

プライベートとも兼用できるのでコスパ良すぎです。

スーツの場合は1着では済みませんから、スーツ本体代✕3で10万、ワイシャツ5枚✕5で2.5万、革靴✕2で2万、それに加えてクリーニング代、さらに私服は別に買わないといけないですから、年間の洋服代はリアルに10倍ぐらい変わってくると思います。

うーん、私は動きやすいしコストを抑えられる私服通勤が好きですね。

ちなみに私は革靴もやめてスニーカー通勤です。

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私服通勤になって本当に良かっと思います。

残業がない

現在、私は残業が0です。

18時の定時に上がることができ、残りの時間を有意義に過ごすことができます。10分で帰宅し、自宅でゆっくり晩御飯を食べてそのあとは育児などもありますが、21時から寝るまでの間は自分の時間を過ごすことができます。

新卒の会社は夜22時退社、そこから満員電車に揺られ家に帰宅は23時。

疲れ果ててご飯を食べるので精一杯、自分の時間を取れなかったときに比べると段違いです。

休みをしっかりとれる

基本的に土日祝休みで、休みの日は本業の事を考えることはありません。

都会の上場企業は意識高い優秀な人が多かったので、自然と競争心を煽られ休みの日でも「自分も同期と同じぐらい頑張らなければ!」という思いでついつい本業に真剣になってしまいます。

地方の中小企業はいい意味で上司も経営者もゆるいです。

「休日も●●の仕事をやるために出勤したいのですが」とか「1時間ほど残業をしたいのですが」というとなんと嫌な顔をされます。

はじめは不思議に思っていたのですが、「今日は帰ってご飯をつくらないと〜」とか「休日はゴルフの予定が〜」いう言葉を聞いて、

あ、上司も仕事をしたくないんだ」と気づきました。

やはり東京の上場企業と田舎の中小企業では上司の意識も違います。

企業としては不安ですが、個人としてはいい意味でゆるくていいなぁと思います。

競争が激しくない

私が経験した中小企業では、経営者や上司は別として、同僚やメンバーは結果を出すということにコミットしていない方が多かったです。

どちらかといえば、みんなで仲良く「大学のサークルみたいに楽しくできたらいいねぇ」といった感覚です。

もちろん楽しく仕事をすることは大事ですが、そういった周りの意識に表面的には合わせつつも、私はサラリーマンとして頑張るなら絶対的な数字で結果を出すことを最優先しますから戦いやすいです。

さらに、自己投資という観点で本を読んだり競合から学ぶという意識も少ないことにもビックリしましたが、それは仕方がないことだと割り切っています。

自分は自分の仕事で成果を誰よりも出すといった意識さえ保つことができれば、実績を出しやすいと思います。

私は未経験からWEBデザイナーに入社して先に入社している人も多かったですが、わずか1年で店長になりました。

3年目で複数店舗、メンバーのマネジメントを担当するところまでのポジションを獲得することができました。

自分に合う仕事と周りの競合次第でまだまだチャンスはあります。

これがライバルが強い都会の企業から離れて田舎の企業で働くことをおすすめする理由の1つです。

会社を作る楽しみがある

インターネットでノウハウがいたるところに公開されているとはいえ、地方の中小企業は効率が悪い業務が多いです。

これは地方ではITを活かす人材が不足していることに起因します。

地方の中小企業にとって優秀な人材の獲得は難しいことなので、今いるメンバーでなんとかしなければなりません。

紙の書類が多かったり(報告書やタイムカードなど)、チャットツールを使わない、日報はE-mail、マニュアルがない、など企業としての仕組みづくりが弱い部分があります。

これは自分が仕組みを作っていけるチャンスとも捉えられます。すでに仕組みができあがっている大手企業と違い、自分が次世代のために分かりやすいマニュアルをつくっていったりIT化の提案をしていくことで企業の基盤をつくっていけますし自分の社内的立場も上がっていきます。

提案の余地がある、というのは悪いことばかりではありません。

空いているポジションが多い

田舎の中小企業は人材不足のケースが多いです。

経営者からみれば「人は足りてる」と思っていても、現場目線からみると「もう少し人がいたらもっと回るのになぁ」と思うことが多いです。

私が運営しているECサイトでも、「もう1人デザイナーさんがいてくれたら。もう1人アシスタントがいてくれたら。」と思うことが何度もあります。

人がかつかつなので、私の会社では店長もプレイングマネージャーになります。

実務を行うことも多いですし、メンバー管理などマネジメントも兼任しなければなりません。さらに商品を引っ張ってくるバイヤーとしての能力も求められます。

これは裏を返すと、空いているポジションが多い、ということです。

人がいっぱいなら自分の仕事はなくなりますが、人が不足している部署が多いということは自分の活躍の場所がまだ残されているということです。

自分の強みを活かせる部署で活躍していけば周りに対しての影響力を強くすることができ、報酬や立場も上がりやすくなります。

副業込みのトータル収入が増えた

私が務めている田舎の中小企業のデメリットとしては東京や地方都市などの都会に比べて給料が安いことです。

昇給も実力主義ではなく年々じわじわ上昇するという昭和の年功序列的風土が残っています。

年齢で判断されることも多く、50代以降の給料は高く実力のある20代30代の給料が安い傾向にあります。そこは不満点です。

しかし、メリットとしては先に上げたように『とにかく時間があること』です。副業を行う時間は充分にあります。

本業と副業がリンクしていれば、本業で学んだ知見を副業に活かすだけなので労力もそこまでかかりません。

会社の給料は生活費の維持と捉えます。どっちみち生活費は稼いでいかないとなりませんから少し良いアルバイトぐらいの感覚でいれば会社に対してもストレスを感じることがありません。会社に対して求めすぎないことが大事です。

都会から離れて田舎の中小企業の会社員としてゆったりと働く一方で、インターネットによる副業の多様化を活かしてトータルの収入を増やしていくことができれば満足度はかなり高いです。

田舎の一番のメリットは住宅コストが安いですから、生活費をグンと抑えることができます。正直給料だけでも家族4人やっていけて貯金もできますが、そこにさらに副業収入があるとレジャーへの余裕も生まれます。

普通に都会の人と仕事ができる

田舎にいたら会う人も限られるし視野が狭くなるのでは?と思いますが、それは半分正解で半分はそうでもないです。

東京や地方都市に本社がある場合には同じ会社内でチャットツールやビデオツールを使えば普通にミーティングも仕事ができます。

さらにコロナの世界になってから都会に住んでいても自宅勤務が多いので都会との違いをあまり感じなくなりました。

ECサイトの場合は、全国のお客さんがユーザーであり、全国のお店が競争相手となりますので、田舎にいながらも全国大会で勝負しているので自然と世の中全体のマーケットを見ることができます。

アマゾン、楽天、ヤフーショッピングの店舗を運営するとコンサルタントが担当してくれる場合があります。そのコンサルとのやりとりは基本メール、週1ぐらいで電話、必要ならビデオ会議をします。

さらにこのコロナ過で楽天カンファレンスなどの都市で開催されるイベントもすべてオンラインになり、田舎に住んでいる不利な条件もなくなりつつあります。

井の中の蛙、になることもなく緊張感と最大限の商圏のなかで仕事ができるので、視野が狭くなることがありません。

子育てに慣用、育休を取得

務めている会社は子育て世代の女性のパートさんも多いので、幼稚園や小学校の行事などのお休みを取得されています。

そのせいか、仕事よりもプライベートを優先しても少々許される雰囲気があります。

私は正社員として働いていますが、2人目の出産時には育休を取得しました。

たぶん前職の東京の上場企業であれば営業数字が最優先だったので、休むことが難しかったのではないかと思います。

さらに営業数字が挙げられなければ会社内での居場所がなくなったり左遷やクビにされたり仕事がなくなっていたかもしれないと思うと、少し怖いですね。

でも、育休には価値があるなと取得してみて気づきました。

育児と家事を両立するのは男の想像以上に大変だったということ。これを出産したてで床上げもできていない妻に任せることは酷だと思いました。

育休のおかげで妻との関係も壊れなくて済んだのかな、と思っています。

まとめ

本記事で紹介した田舎の中小企業に就職してよかった10のことです。

  1. 車で通勤できる
  2. 私服で通勤できる
  3. 残業がない
  4. 休みをしっかりとれる
  5. 競争が激しくない
  6. 会社を作る楽しみがある
  7. 空いているポジションが多い
  8. 副業込みのトータル収入が増えた
  9. 普通に都会の人と仕事ができる
  10. 子育てに慣用

東京から田舎の中小企業にUターン就職するというのは、けっこうな勇気がいります。

私は思い描いていた東京生活を送ることができず、田舎にUターン就職したのですが、私は東京よりも今の生活のほうが経済的にも精神的にも安定しています。

それは東京にはない田舎の中小企業もメリットがたくさんあったから、インターネットによって情報格差がなくなり地方での仕事も困らないことに気づけたからだと思います。

テレワークが基本になり、プライベートでも外に出ない人なら家賃の高い都会ではなく田舎や地方で働くことも超おすすめします。