正直、Webマーケティングの1日の仕事のイメージが湧かないな~。。
こんな疑問にお答えします。
Webマーケティングの仕事に興味あるけど、やったことがないとイメージしにくいので中々一歩前に進むことができませんよね。
そこで、本記事ではWebマーケターを続けてきた現役の私が一日の流れを紹介します。
Webマーケターの1日の流れを時間単位で紹介
1日の流れ
- 7:00~ 法人SEO対応(副業)
- 8:00 家族と食事、準備
- 9:00 出社
- 9:00~10:00 データ分析、Web広告分析
- 10:00~11:00 市場リサーチ、競合リサーチ
- 11:00~12:00 コンテンツ企画、指示書作成
- 12:00~13:00 昼休憩
- 13:00~14:00 コンテンツ修正(記事、画像)
- 14:00~15:00 会議、メンバー管理
- 15:00~15:30 軽い体操、掃除、小休憩
- 15:30~16:00 修正確認
- 16:00~17:00 顧客対応、営業対応
- 17:00~17:30 修正確認、明日の準備
- 17:30~18:00 メンバーのタスク確認
- 18:00 退社
- 18:30~ 家族と食事
- 21:00~ ブログ執筆(副業)
- 22:00~ ECサイト運営(副業)
- 23:00~ 就寝
こちらは私個人の一例となります。
細かく書いていくと、結構忙しいようにも見えますが、これは私が副業をしているからであり、本業のみであれば18:00までの業務で残業もない会社なので、全然苦ではありません。
こうしてみると、Webマーケターの1日は細かいタスクが複数あってそれを1つ1つ裁いていく仕事となります。また、作業自体は1人ですが、意外と人と関わっていく仕事でもあります。
「【専門用語を翻訳】現役Webマーケターが仕事内容をわかりやすく解説」では、わかりにくそうなWebマーケターの仕事を詳しくお伝えしています。
それでは時間のブロックに分けて見ていきます。
Webマーケターの1日 7:00~9:00
朝起きたら、まず副業の法人SEO対応を行います。メインの業務は、いくつかのWebサイトのキーワード選定を行います。ahrefsやGoogleキーワードプランナーなどから検索ボリュームや競合調査を行い、それをスプレッドシートにまとめる作業です。
そのあとは家族で食事をとりながら、ゆっくりと出社の準備をします。
Webマーケターの1日 9:00~12:00
まず午前中は自社のデータ分析から始まります。
ブログなど、記事中心のオウンドメディアであれば、Googleアナリティクス(GA4)をメインに全体の流入数、キーワードごとの流入数、ページ遷移率を記事ごとにチェックしていきます。ECサイトの場合であれば、売り上げ、受注数の確認、アクセスやコンバージョン率を商品ごとに整理していきます。
全体のデータ分析が終わったら、次は広告データをまとめていきます。出稿した広告のインプレッション数(表示数)、クリック率、コンバージョン率、費用、ROAS(費用対効果)を全体と単位ごと(記事ごと、商品ごと)にまとめていきます。
データ確認の作業はだいたい1時間ぐらいかかりますが、データがないと戦略も立てられないので細かい作業ですが大事な仕事です。
次に行うのは、データを元にした戦略立案です。この記事(商品)のコンバージョン率が悪いから、コンテンツを変えてみてはどうか、という仮説から入り、ここで市場や競合のリサーチを行います。
自社の課題と市場や競合を照らし合わせて、コンテンツの内容を企画し、実際の作業の計画を立てます。これは私自身が作業を行うこともありますが、現在はメンバーに仕事を依頼することが多いので作業指示書の作成を行います。
残りの30分は経理からの請求書の依頼の対応や、部門ごとの売上エクセルを記入したりと事務作業に充て、これで午前中が終了となります。
Webマーケターの1日 12:00~13:00
私はお昼休みは時間通りに取ることができています。
地方の中小企業ではランチに出向くという習慣よりも、お弁当を買ってきたり、お弁当を持参して社内で食事をとるほうが主流です。私は妻が作ってくれたお弁当を毎日いただいています。感謝です。
休憩所でお弁当を食べることもありますが、私はコロナ以降から自分の車の中で休憩をとるようにしています。都内で働いていた時と違って、仮眠したり、パソコンを開いたり、YouTubeを見たり1人で休憩をとることが多いです。ここで副業の時間をとっていたりもします。
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Webマーケターの1日 13:00~14:00
昼イチの作業は、コンテンツの修正をします。
オウンドメディアであれば記事の修正、ECサイトであれば商品ページの修正です。コンテンツは一度仕上げて終わりというものではなく、先ほどのデータ分析と照らし合わせた改善点や時間がたつに出てくる変更点など修正作業が絶えません。Web上のコンテンツは常にブラッシュアップを繰り返していくと成果も出やすいです。
Webマーケターの1日 14:00~15:00
定期的に会議も行います。会議室で面と向かって会議をすることもありますが、Zoom(ズーム)を使って画面越しの遠方のメンバーやお客さんと打ち合わせすることもあります。
長時間ではなく30分程度の打ち合わせがいくつかあるという感じです。だいたい私はこの時間に組むことが多いです。
画面越しの打ち合わせでは対面と違って伝わりにくいので、こちらから簡潔で分かりやすい資料をつくったり、時間の無駄にならないように議題をお伝えして進行がスムーズになるような工夫も仕事の一つです。
Webマーケターの1日 15:00~16:00
私は15時で午後を一区切りにしています。15時になったらまず立ち上がって軽い体操や歩行をします。どうしても座りっぱなしだと健康に良くないですし、集中力も切れてしまうのでリフレッシュの一環として軽い運動を取り入れています。
あとは身の回りの掃除やパソコン内のファイルの整理整頓を行っておきます。身の回りもパソコン上も綺麗にする時間を取っておくと、探し物をすることが減るので結局のところ時短になります。
それが終わったらいっぱいのコーヒーを入れてトイレにったりと小休憩をします。大体、上記の過程が終わったら、修正の確認を丁寧に行っていきます。
会社員ではありますが、自分に裁量のある仕事をしているので時間の使い方はわりと自由なのがWebマーケターの仕事のいいところです。
Webマーケターの1日 16:00~17:00
お客さんへの進捗報告のメールを作成したり、返信対応をします。また、担当コンサルタントから電話がかかってくることもあるので、電話対応をします。
記事やサイト構築を依頼されているお客さんには、現状のアクセス推移やCV獲得数などを簡易レポートにまとめて提供します。
ECサイトでは楽天やヤフーショッピングの営業担当から販促の提案電話があり、一緒に戦略を考えていったりします。(担当は広告を買ってほしいので、広告ももちろん検討に入れていきます。)
Webマーケターの1日 17:00~18:00
17時になれば、実務作業は終了としています。ほぼ空き時間として1時間取っています。
18時の退社までに、再度修正の確認、そして明日の準備をします。今日の振り返りや明日のやることを整理する時間に充てています。
また、自分だけではなく、メンバーの作業進捗の確認と明日のタスク確認も行います。
それが終われば、退社の準備をします。机の周りを片付け、ゴミ捨て、空気清浄機やプリンター、エアコンの電源チェックなど、明日も気持ちよく出社できるようにします。
Webマーケターの1日 18:00~21:00
帰宅をします。私は車通勤で会社から15分ぐらいの場所に住んでいます。ここからはプライベートというか家族タイムに入ります。
食事はほとんど家族と取って、まだ小さな子供がいるのでお風呂を入れたり、寝るまで本を読んだりふざけあったりしています。
ただ、私は21時から副業の時間をとっているので、食べ過ぎないように気を付けています。
Webマーケターの1日 21:00~23:00
21時には子供が寝静まっているので、ここからが本当のプライベートタイムになります。
私はここをWebマーケティングの副業の時間に充てています。自分のブログを書いたり、楽天市場やヤフーショッピングのECサイトの運営を行っています。
プライベートでも仕事をしているなんて大変そう、と思われるかもしれませんが私は半分趣味のようなかたちで楽しんでやっていますし、それによってお金も入ってくるので精神的には辛いと思わないですね。
「現役8年目がおすすめするWebマーケティングの副業10選と始め方【未経験OK】」では、Webマーケティングの副業を詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
夜更かしをするとパフォーマンスは落ちてしまうので、23時には寝るようにしています。
Webマーケターの仕事内容
以上が私のWebマーケターとしての平均的な1日です。
Webマーケターの仕事は、多岐にわたっていて、所属している会社や担当している業務によってそれぞれ違いますが、私はSNS関係以外はほとんど経験しており、ディレクションも含めてWebマーケターとしての仕事を網羅していると思っています。
中小企業であれば業務を兼任することもありますし、フリーランスになれば専業となることもあるので、あなたの好むスタイルを選んでいけばいいと思います。
ここで、Webマーケターの仕事を簡単におさらいをしておきますね。
- SEO対策
- Web広告運用
- SNS運用
- データ分析
- コンテンツ企画
- 関連リンクの修正(サイトの導線づくりの構築)
- メルマガ、LINEなどのリストマーケティング
大きく分けるとこのような仕事内容になります。
オウンドメディア(自社の情報サイト)やECサイトに対して、検索で露出できるようにしたり(SEO対策)、広告やSNSを活用して露出を増やす施策からはじまり、それぞれのデータを分析します。
データに基づき、コンテンツ(記事の文章や、商品ページの画像)を制作していき、リンクの修正も行ったりします。作業者の段階では自分がやりますが、ディレクターは作業者に仕事を気持ちよくしてもらうための計画も立てます。
リピーター対策も考えたり、売り上げを総合的に考えていくのがWebマーケターの仕事となります。
Webマーケターに向いている人12選
- 変化が好き
- 人の心を読むのが好き。人の動向に興味がある。
- 社会ニュースに関心がある
- 計画を立てるのが好き。考えることが好き。
- 新しいこと、流行を追うのが好きな人
- webサービスやデジタルツールが好きな人
- 売ることが好き(成果を出すことが好き)
- 執着心がある
- 負けず嫌いである
- 数値で判断することが好き
- 地味な作業を長く続けられる忍耐力がある
- トライ&エラーを繰り返すのが好きな人
Webマーケティングの仕事は変化がとても速いので、その変化を楽しめる人、時代によって自分を変化させられる人が向いています。
また、先進的なイメージではありますが、実際の仕事内容はとても細かい地味な内容なので、コツコツと作業を継続できる人も向いています。
「【成果出しやすいよ】Webマーケティングに向いている人の特徴と性格12選」では、上記をかなり詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
Webマーケターのしんどい、辛いところ
- データ分析が地味で細かく時間がかかる(PV数計測、Web広告運用の効果)
- サイト設計、商品設計など企画の時間が長い
- 施策の結果が出るまでに時間がかかる→報われるかどうかわからない。自分を信じることを諦めかける
- 勉強することが多い
- 成果が求められる
- 仕事量が多い
- 上司やクライアントからのプレッシャー
- 部下への指示がうまくいかないことがある
とてもやりがいがある仕事ですが、一方で楽しいことばかりではないのが仕事の現実です。
上に挙げた辛いと思うポイントを1つ1つ解決していかなければなりません。
詳しい解説と解決策は別記事で紹介します。
まとめ:Webマーケティングの仕事は充実感を感じられる
Webマーケターのリアルな1日をみてどんな感想をもたれましたか?
結構大変そう、という感想もあれば、自由そう、という感想もあると思います。
私の個人的な感想としては、Webマーケティングに向いている人だと楽しんでやれるんじゃないかなと思います。
文字面でみると大変そうですが、私はやりがいがあるので、1日の時間も大きな苦痛を感じることもなくあっという間です。
それよりも将来性がある仕事で、もっともっと成長したいという想いのほうが強いので毎日充実しています。
それに数字で成果かはっきり見えるので、あれこれ考えた作戦がハマり、目標を達成したときはおもしろいなぁ~と思います。
Webマーケティングに向いている人の記事を参考にして、いくつかあてはまる事項があれば、ぜひ挑戦してみてください!