最近、私が注目しているCROME(クローム)というブランドのKADET(カデット)をレビューします。
今回手にしたのは、BLCKHRM(ブラックローム)という種類です。KADETのもう1つの種類、HERITAGE(ヘリテイジ)との違いのまとめは後述します。
今回こちらを手にした理由は、
見た目がかっこいいのと、Macbookの13インチが持ち運べるかどうかを知りたかったからです。
この記事ではバッグの概要、収納具合や装着感、ノートパソコンを持ち運ぶうえで現実的か、という観点で見ていきます。
デザイン、コーディネイト性
外観
外観は基本的にはシンプルですが、マチや横幅の調整ベルトが4箇所ついているので、「ただの袋」感がなくなり機能的なデザインを匂わせる見た目になっています。
バックル
多くのボディバッグがこの部分はプラスチック製のものが多い中、こちらはアルミ製になっています。
高級感と軽量さを兼ね備えた素材です。
ロゴ
こちらはCHROMEお馴染みの座っているペガサスです。
主張しすぎないようオールブラックのカラーを採用しています。
ゴムのような素材、マットな質感で高級感を損なわないように工夫されています。
私服に合う
サイズのバランスが良く、身長が低めの方でも違和感なくコーディネイトできます。
このバックル部分のロゴが意外と目立ってくれて、おしゃれな雰囲気になります。
スーツもいける?
丸みを帯びたつくりや大きめのロゴなどから若干のカジュアル感は否めないですが、無難な部類でしょう。
通勤、出社に使える許容範囲のデザインではないでしょうか?
もう少しビジネスライクにしたい方は、LINKSLINGの方がおすすめです。
クローム リンクスリング 『CRHOME MXD LINK SLING』ボディバッグのレビュー。通勤時のノートPC持ち運びに理想的。
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ノートパソコンは収納できるのか?
そもそも、ボディバッグを検討したのはMacbook 16インチから13インチに買い替えたことで、かばんもより身軽なものを試してみたいという動機から。
KADETの外観は気に入っているので、あとは13インチのノートパソコンが入るのか、また実用的なのかが大事なポイント。
ではまず、数値上のサイズを確認してみます。
サイズと重量
タテ20cmxヨコ41.5cmxマチ9cm
重量:510g
です。
MacBook Air 13インチのサイズは
高さ:0.41~1.61 cm
幅:30.41 cm
縦幅:21.24 cm
なので、横幅は余裕で入りますが、タテはサイズオーバーしています。
しかし、マチがあるので多少斜めにすれば収納できそうなので試してみます。
Macbook 13 インチは収納できる?
MacBook Air 13 インチをKADETのメイン収納部に入れてみました。
余裕があるわけではないですが、ファスナーが閉まるのかどうか?が気になります。
ではゆっくり閉めていきます。
なんか閉まりそうです。
閉まりました。
KADETに13インチのノートパソコンが収納できました。
しかし、メイン収納部が突っ張る感じがあります。
これに充電器やモバイルWifiを入れるとカバンの中が窮屈になり、使いにくいです。
よって、KADETをノートパソコン収納用に使うことはおすすめしません。
ノートパソコンを収納するバッグはジャストサイズよりも少し余裕を持たせておいた方がいいとわかりました。
CRHOMEのボディバッグにノートパソコンを収納したい方はやはりLINKSLINGですね。
クローム リンクスリング 『CRHOME MXD LINK SLING』ボディバッグのレビュー。通勤時のノートPC持ち運びに理想的。
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ノートパソコン以外の実用的な収納機能
ノートパソコンを持ち運ばない前提 = 日常のボディバッグとしてなら使い所が多いです。
最低限の仕切りで、メイン収納部が広々と使えるからです。
思っている以上に余裕でものが入る大容量
主に、以下のものを入れています。
- 水筒
- カメラ
- 財布
- iPad
- 着替え
- タオル
9L(リットル)入るので、だいたいのものは入ります。
折り畳み傘も入ります。
たくさん入れても余裕があるけど大きすぎない絶妙なサイズ感です。
内側にも仕切りポケットがあります。
ここにiPad、Apple Pencil,USBハブなどが入りますので、カメラバッグとして使えます。
ミラーレス一眼レフで撮った写真を、USB-Cハブを介してiPadに取り込んでそのまま編集、共有するセットが収納できます。
マチがあるのでメインの収納部はタオルや水筒、カメラなどかさばるものを入れるといいです。
その他のものは外側や内側のポケットに整理していきます。
つくり、素材
素材、ファスナー、ショルダー部、バックル部が詳細につくりこまれている印象を受けました。
メイン素材
メインの素材はナイロンです。斜め線が格子状にうっすらと入っています。
これはアパレルの専門用語にあるBIAS(バイアス = 斜め、という意味)という作り方で、
ナイロンを強化しています。これにより、引き裂きに強く軽量さを実現している素材になります。
・REINFOCEMENT:部材の強度、剛性を高めるために付加・付与する部品または材料
・BIAS:バイアステープのことを指していると思われる。バイアステープとは織物の生地を斜め45度に細幅にカットし、テープ状につなぎ合わせたテープのこと。
【パッチワーク】正方形の布から作るバイアステープという動画がイメージしやすいかと思います。
止水ファスナー
急な雨が降った時でも雨水の侵入を防ぎます。
バックル部
バックルでショルダーをしっかり固定します。
見た目もつくりもシートベルトのような感覚で使えます。
KADETにはもう一つの小さな固定パーツがあります。
これを止めることで、背負った時にずり下がらないので動きの多いシーン、例えば自転車に乗るときには安心です。
自転車通勤、自転車移動が多い方におすすめです。
ショルダー部
ショルダー部の横幅は太めにつくられており、安定感があります。
裏側には保護パッドもついていて長時間の疲れ対策もされています。
保護パッド部分は、横幅7.4cmあり、シートベルト素材の部分は5cmです。
ヘリテージとの違い
タイプ | |||
---|---|---|---|
重量 | 510g | 550g | →BLCKCRHMは40g軽い |
サイズ | タテ20cmxヨコ41.5cmxマチ9cm | タテ20cmxヨコ42cmxマチ7.5cm | →BLCKCRHMはマチが1.5cm広い |
価格 | 定価:11,550円(税込) | 定価:9,900円(税込) | →1,650円 |
CRHOMEのKADETにはよく似た2種類があります。
HERITAGE(ヘリテイジ)というタイプとBLCKCHRM(ブラックローム)というタイプです。
BLCKCHRMは上位版として位置付けており、本記事で紹介しているのはBLCKCHRM(ブラックローム)です。
価格差は1,650円。
そのわずかな差で、40g軽くなり、マチが1.5cm広いので使い勝手としてはBLCKCHRMに軍配が上がると個人的には思います。
LINKSLINGとの違い
KADETのほうは仕切りが少ないがマチが広いので、大きめの荷物をボンボンと放り込むのに向いています。
LINKSLINGはノートパソコンを持ち運び、小さいガジェットなどを整理するのに向いています。
自宅にいながら、7日間も無料でお試し試着できる
こちらの商品、Amazonではなんと7日間限定でお試しサービスが利用できます。
自宅にこのバッグを送ってもらって、自分の持っている服に合わせたり、自分の持っているガジェットをポケットに実際に入れてみたり、と購入までに悩んでいる方なら一度お試しを使うことをおすすめします。
全ての商品が対象ではないのですが、このCRHOMEのKADET BLCKCRHMEは対象商品です。
しかし、この対象もアマゾンの匙加減で急に変更することもあります。
また、人気商品の場合は在庫切れになり入荷までに数ヶ月以上待たされてしまう場合がありますので、気になる方はお早めにチェックしてみてください。
プライムワードローブ(試着サービス)の詳しい解説はこちらの記事で紹介しています▼
総評、まとめ
今回、このKADETを試した目的はノートパソコンを持ち運べたらいいなぁという思いで手にしましたが、前述の通りノートパソコンの持ち運びには向いていないと判断しました。
その代わり、カメラを持ち運んだり、日常のものを整理整頓気にせずにガシガシとある程度大雑把に荷物を入れる分には使いやすいと思います。
私はカメラを持ち運ぶ機会も多いですし、本やタブレット水筒を持ち運ぶことが多いので、パソコンを外で使わない日はこちらの方がメインになりそうです。
オフィシャルな通勤グッズというよりは、カジュアルで使うシーンの方が向いています。
デザイン性がいいのに、お値段は1万円前後、という安くもなく高くもない値段相応感があります。
ボディバッグでちょっといいものを持ちたいという方におすすめです。