・「未経験だけどネットショップの仕事に興味がある。」
・「ネットショップで実際に働いている人から生の声を聞いてみたい。」
就職先としてのネットショップを選んだ理由
- 仕事内容が魅力的(WEBのスキルが身につく、海外と関われる)
- 独立が視野に入る
- 市場が拡大している(入社しやすい)
- なじみのある物販(達成イメージと意欲がわく)
以上です。
仕事内容が魅力的
ネットショップの職種は面白いものが多いです。
若い人が憧れるような職種が詰まっています。
私がグっと惹かれたのは、
- WEBデザイナー
- WEBマーケティング
- 海外バイヤー
- カメラマン
- 動画クリエイター
です。 なんと私は全部に興味があったのです。
自分のアイデアで何かをつくるということも、分析して戦略を立てることも好きですし、 海外と関わる仕事もしてみたい。
という1つに決めきれない欲張りな私にとっては、キャリアの幅が広くとても魅力的でした。
この業界に入ればどの職種を担当しても意欲をもって手に職をつけられる、と思ったからです。
そして人数の少ない会社であればこの3つを全てできるのが
店長
になります。
つまりネットショップの店長を目指す過程で手に職を身につけられ、 店長になればメンバーを動かすディレクターとしても活躍できます。
会社が倒産したりクビになったりしても、そのほかの会社で応用がきくし、独立だってできる。
20代の最後、時間が限られた中で最大限の人生のリスクヘッジだったと思います。
文系、未経験の僕でもこの業界に潜り込み、入社して2年目で店長になりましたがとても楽しいです。
WEB関係の専門用語を当たり前のように使っていくなかで、 自分は専門的な仕事をしているという喜びを感じています。
私が大企業の営業職を辞めた理由が、
「大きな組織で誰かが作ったものを販売するのではなく、 自分自身で仕事をつくりだすスキルを身につけたい。」
と思って退職したのは自分にとって正解でした。
WEBデザイナー
簡単なプログラミングを使って(HTMLやCSS)、アドビソフト(フォトショップ、イラストレーター、ドリームウィーバー) を使って実際にWEBサイトと商品ページを構築していきます。
テキストに打ち込んだ命令文がその通りに文字や画像を表示させて、 思い通りの綺麗なWEBサイトができ上がったとき、 ゼロから自分の力でなにかをつくる喜びに浸ることができました。
海外バイヤー
ネットショップでは中国から輸入する利益率の高い商品を取り扱うことが多いです。
そのため、展示会や工場に出張に行く機会がありますし、現地のオフィスで商談、 メールやチャットを通じて仕様の企画のやり取りを行います。
英語と海外旅行が好きだった私は漠然とした海外と関わる仕事に憧れがありました。
店長として販売の前線でWEBマーケティングを実践
WEBマーケティングとは簡単に言うと、ネットでモノを売る活動です。
ネットでは集計がデジタルなので、販売データはすべて数値化、明確化されます。
例えば、アクセス数、購入率、流入経路、訪問した年代などのデータを元に、売る商品やアプローチの方法、こんな特集を作ってみよう、など販売戦略を考えて実践できるのです。
理詰めで考えて試行錯誤することが好きな方には、企画が当たった時に大きなやりがいがあります。
カメラマンと動画編集者
カメラマンや動画編集者としての仕事がある、というのは入社してから気づきました。
ネット通販は、実際にものを触ることができないので、 テキスト、写真、動画をフル活用してものを売れるようにしていきます。
外注はコストがかかるので、社内で兼任するケースが多いです。
しかし商品写真は売り上げに直結するので超重要です。
私は、「ザ・文系仕事の営業職や総合職」よりもこういった専門職に憧れがあったので、 これらも積極的に兼任して、楽しみながらやっています。
独立が視野に入ること
ネットショップでできる人は独立する傾向が強いです。
店長を経験すれば【仕事内容が魅力的】で書いた仕事がすべてできるようになるからです。
ものを売れるようにすること、売れるものをつくること、
このシンプルで大きな2つことができればネットショップで売り上げを上げることができます。
あとは資金力と人材の問題です。
資金に関しては固定費がほとんどかかりません。
楽天、アマゾン、ヤフーショッピングなどの場所代(出店手数料)、販売手数料、仕入れの費用がメインとなります。
商品数が少ないうちは資金は少額から始められるのが魅力です。
さらに、はじめは人をたくさん抱えることもないので人件費の心配もありません。
幸いなことに大企業でのバックオフィス的な仕事はインターネットのソフト、クラウドで代用できることが多いです。
経理ならfreeなどのクラウドソフト、在庫管理ならネクストエンジンやテンポスターといったソフトです。
ITツールによって人件費を抑えられるものが開発され続けています。
梱包、配送は初めのうちは自分でやることになるでしょうが、販売個数によって人を増やしていけばいいです。
親や兄弟など家族の人に手伝ってもらうのもいいでしょう。
配送スタッフのように簡単な仕事であれば募集も採用もしやすいですから。
独立が視野に入るということは、これこそ自分の力で生きていけるということ。
意見の合わない上司に従うこともなく、自由に自分のビジネスを展開できます。
若いうちならいいですが、年を取ってリストラをされる恐怖から免れます。
そしてなにより、サラリーマンよりも何倍も稼げる可能性があります。
経験に基づいた自信があれば、現実的な夢を見ることができます。
市場が急拡大している
成功体験を積みやすい
市場が拡大している業界は楽しいです。
自分の実力が低いうちでも、成果を出しやすいからです。
それはネット通販という大きな波が需要を後押しをしてくれているので、売り上げを上げやすいです。
それが偶然であってもいいんです。
小さな成功体験は自分の自信になって、さらに学ぶ意欲を駆り立ててくれます。
自分自身の職種のスキルや独立のための能力を高めていくことができます。
新規参入の競合もたくさんでてきますが、その中でどうやって勝ち抜いていくかを考えるのもまた楽しいものです。
未経験でも雇ってくれそう
なんとなくそう考えていたヤラシイ発想が的中しました。
業界全体が伸びている、ということは新しくネットショップを始める人も増えますし、
既存の企業であればもっと売り上げを伸ばしたいので、それに伴って人材が必要になります。
求人も増えていくので、ネットショップ業界に入りたい人は衰退していく業界(人を減らしていく)に比べると、 アピール次第で入社しやすいのです。
2019年の5月16日に公表された2019年度最新の電子商取引市場の調査の結果を取りまとめました(経済産業省)によると、BtoC(法人と個人での取引)市場規模は18.0兆円となっています。(現在2019年9月時点)
この数値は、前年対比で8.96%増えていています。
CtoC(個人から個人へ販売すること)に関しては、フリマアプリの拡大によって市場規模が6392億円に拡大しているので、 個人レベルでも「ネットでものを売る」、「ネットでモノを買う」という人たちが増えていることがわかります。
2019年現在でも市場は拡大し続けているようなので、ここで仕事を探す人にとってはチャンスです。
なじみのある物販
最後の決め手はコレです。
なによりも興味が持てること。
WEB系の専門性の高い職種をしてみたい、といってもソフト開発のITエンジニアとかは文系卒の私にとってなにか掴みどころがなく、 興味を持つことができませんでした。
興味を持つことができなければ、すすんでその仕事をやろうという意欲が湧きませんから。
文系卒の私にとって、IT業界やITの仕事はどこか遠い存在でした。
プログラマーやエンジニア、デザイナーという仕事は 専門学校卒や大学の理系卒がする仕事だと思っていましたし、 文系学部で大学でコンピューターのことを学んだこともほとんどなかったからです。
「でも、なんかネットの仕事がしたい」
と思い続けていたのは、ぼくの背後でデジタル化、ネット化の大きな波がきていたことを肌で感じていたからだと思います。
大学生のとき、学校ではなく私生活でコンピューターに巻き込まれる時代の変遷がありました。
カメラは急速にデジタル化され、音楽はiPodに詰め込まれ、アメブロやmixiでコミュニケーションをとり、 2ちゃんねるで就活情報を得る、ネットベンチャーの起業家が沢山でてきた。
パソコンを使う機会が増え、いつしか生活必需品になっていました。
その中でも一番なじみがあったのがヤフオクです。
大学生2年生、はじめてヤフーオークションで自分の服を売りました。
ニューヨークの古着屋で2,000円で買ったアディダスのジャージが4,000円で売れたのです!
それから服や携帯電話の転売でヤフオクにはまり、お小遣い稼ぎをしていました。
なので、「インターネットでモノを売る」ということに関しては唯一なじみがあったのです。
今はアプリ主流でしょうが、メルカリとか好きな方にはとっつきやすいのがネットショップだと思います。
ヤフオクをやっていた僕にとってはネットショップの仕事はイメージがしやすく、
「それなら僕にもできそう」と思ったし、なにより「やってみたい」と思えるようになりました。
さらに、それを個人単位ではなく会社単位でやるということは、 大きな予算を使ったり、海外と関わることができるダイナミックさがあります。
「できそう」という達成イメージと「やってみたい」という意欲があれば、仕事を覚えるスピードも速くなるし、 会社の外でも勉強するのようになるのでどんどん成長します。
逆に、 これはできそうにないかな、あんまりやりたくないな、という仕事だとそもそもやる気がないので、 学習しようとする意欲すら薄れます。意欲が薄れれば成長も遅くなります。
そういった点で、ネットショップの仕事に出会えたことは僕にとって運命だったと思っています。
「これだ!やっと見つけた!」という感じです。
まさか趣味が自分の仕事になるとは思いませんでした。
まとめ
- 自分のスキルになるような仕事が沢山あった
- 独立も目指せる
- 市場が拡大している
- 馴染みのある物販
以上が現役店長からみた就職先としてのECサイトの魅力です。