
こんにちは、ミカヨーです。
先日、帰宅すると家の中に蜂が横たわっていました。
3日ほど不在にしていて、窓や玄関の戸締まりをしていたのにも関わらずです。
この摩訶不思議な状況に、プチパニック!!!
家の外にいるぶんには巣も見えやすいですし、解放空間なので駆除もしやすい。
これが家の中となると、侵入経路の疑問と閉鎖空間の恐怖を感じます。
いきなりの出来事で何をどうしたらいいかわからない、
という方に私が集めた情報と体験したことをまとめましたので、
ご参考になれば幸いです。
大きくは3つ、この手順通りに落ち着いて行動を進めてみてください。
タップできる【目次】
やること①:蜂の種類を特定する
これはすごく大切なのですが、蜂がいるときはパニックになり、
すぐに退治や処理をすることを考えてしまいがちですが、
後先のことを考えると、まずそれがどんな蜂なのかを知っておく必要があります。
蜂の種類によって生態が違い、今後の対処の仕方が違うからです。
例えば、
・集団で行動するもの or 単独タイプ
・巣を作りやすい場所
・人を襲うタイプ or 温厚なタイプ
・毒性が強いもの or 弱いもの
と様々です。
巣を特定するときや、業者へ相談する時に、ネットで検索をかける時、
にスムーズにピンポイントな情報を得ることができます。
「蜂がいる」より、「スズメバチがいる」と伝える方が、
駆除業者にとって分かりやすく、対策を立てやすいのです。
なので、生きている場合は、以下の順番に特徴を捉えてください。
- 色、模様(黒っぽい、縞模様、など)
- 大きさ
- 羽や足の長さ(長めならアシナガバチの可能性)
- 口(クワガタみたいなカタチはオオハキリバチ)
死んでいる場合はスマホの写真に収めておきます。
あまり保存したくないでしょうが、、(私も本当に嫌です。。)
どこかに相談する際に特徴をスムーズに伝えられるため、駆除が終わるまで我慢です。
私もあまり見たくないので本音は写真を掲載したくないのですが、
少しでもお役に立てるかもしれないと思い、オオハキリバチの写真を載せますね。
オオハキリバチの特徴は、
- 黒い(黄色と黒のシマシマではないので、一見ハチか分かりにくい)
- 首元にフワフワの毛がマフラーのように厚く備わっている
- 口がクワガタのような形をしている
- 体が大きい
以上のような特徴があれば、おそらくオオハキリバチだと思います。
やること②:処理する(短期的解決)
生きている場合と死んでいる場合で分けていきます。
ハチがまだ生きている場合:
生きている場合は、逃がす or 駆除する の二択です。
殺生は神経を使うので、まずは逃げてもらう方向でいきましょう。
ハチを逃がす場合
- 部屋の明かりを消す
- 窓を開ける
ハチは虫なので暗い場所から明るい場所に向かってきます。
昼間は晴れていなくても自然光があります。
夜間は近所の家、ビル、街頭、工場、月などから放たれる光によって、
部屋を真っ暗にすれば、外の方が明るくなるはずです。
なので、まずハチを逃がすためにやることは部屋を暗くすることです。
ハチを駆除する場合
自分で駆除するには、殺虫スプレーかバルサンをします。
準備を行いましょう。


小さな子供がいる場合はとても心配ですので、
子どもを別部屋に移動させます。
その上でできる限りの防備をします。
真夏でもダウンジャケット、帽子、手袋、など家の中にある、できる限りの最強防具を身に着けてください。
・殺虫スプレーをする
ハチって見た目は強烈ですが、意外とすぐ死んでしまうんですね。
私は生まれて初めてハチを駆除しました。
いい大人ですが、ブワーって襲いかかってきたらどうしよう、
という不安がありましたが、思い切って殺虫スプレーを振りかけました。
昆虫にとってあの殺虫スプレーというのは強力らしく、少しでも虫に触れるとマヒするレベルなので、まずは狙いを外さないようにしましょう。
スプレーを振りかけてもしばらくは動きませんがピクピクもしなくなるくらいに噴射し続けましょう。
しかし、集団の場合は、より遠くから噴射できるタイプの殺虫スプレーを買いにいきましょう。
近くのお店で売っているやつで大丈夫です。私は近くのドラッグストアへ駆け込みました。
・バルサンをする
私の場合はオオハキリバチという耳慣れない蜂でした。
家の壁や穴に巣をつくるということで、巣を特定しにくいハチです。
なのでバルサンを炊いて、ハチを炙り出そうと思いました。
実家に避難し、一夜空け翌日家に戻ると、
なんと同じハチが3匹も出てきました。
めちゃくちゃショックです。
巣があることは間違いなさそうな気がします。。
ところでバルサンって意外と高いんですね。
私は合計6箇所行いましたので、5,000円近くしましたよ、トホホ。
アマゾンプライムなら翌日届くので、1日ぐらい余裕があるならアマゾンで買った方が安くあがります。
死んでいる場合、駆除した後
- 殺虫スプレーを再度かける
- 割り箸と袋を用意
動かない=死んでいる、と思いますが、
万が一生きていたら面倒なので、
トドメを刺すつもりで再度殺虫スプレーをしておきましょう。
死んでいても毒針に毒が残っている場合があるので、素手で触らず、割りばしでつかみ、ビニール袋に捨てましょう。
やること③:侵入経路と巣の特定(長期的解決)
ハチの家の中への侵入経路の特定
家の中に蜂が侵入したということは、
どこからか入ってくる道があるということです。
今回、2cm弱ほどの大きさだったので、必ず
【穴】
があるはずです。
家の中から蜂が生まれるということはありえませんから、
外部から侵入してきているはずです。
ここで考えられるのが、
- 窓や玄関を開けたときに侵入した。
- 家のどこかに巣があり、どこかの隙間から入ってくる
1の場合は、家の外に巣があるか、たまたま入ってきたので、
巣の特定もしやすいし、巣がなければ再発性は少ないでしょう。
しかし私はバルサンを炊いて、窓を完全に締め切っていたのにも関わらず、
三匹ほどハチを発見したので、家の中、近くに巣がありそうなのです。
厄介なのは、2の家の中、近くに巣がある場合ですね。
とくに私が遭遇したオオハキリバチは家の壁に穴を作り、筒状の細長い巣を作るので、
巣を特定しにくいようです。めっちゃ厄介!
なので、まず巣を見つけるよりも、侵入口を塞ぐことを目標にします。
しかし必ず侵入口があるので頑張って見つけます。
※2020年7月19日追記
屋根裏を探しても、窓の近くを探しても、それらしき穴が見つからず、
侵入口がずっと不明でしたが、おそらくココだろうという場所を見つけました。
電話線をつなぐ穴がありました。
ここは盲点でした。
固定電話を持っていないので、こんな穴があることすら気付いていなかったのですが、
ちょうどハチサイズなのです!マジでやめてほしい。。
ここをガムテームで塞いでからはパタリと家の中では出なくなったので、
今年の8月9月で家の中でハチが出なければ、ここで間違いないかと思います。
ハチの巣の特定
2020年7月19日時点で、蜂の巣をまだ特定できておりません。
ハチは真夏から秋に活動を活発化するため、
これからの3ヶ月がとても不安です。
しかし、可能性がありそうな場所を見つけたので、業者に相談します。
可能性がありそうな場所
- シャッターの内側
- シャッターのフタの中
- 家の基礎のスキマ
シャッターの内側に、別のハチがいました。
台風がきた時に雨戸を閉めて気づきました。
網戸越しに殺虫スプレーを振り撒くと、ボトボトと落ちてきました。
ほんとに嫌だ。
これは絶対にシャッターのフタの内側に巣があるに違いないと思って、
ハウスメーカーの担当の方にフタを開けてもらったのですが、巣はなかったのです。
じゃあ、この上か!?
ない。
シャッターが丸まっているその中に簡易的な巣を作っていたか、
巣作り最中だったか。。
謎すぎる。スプレーをしたら出なくなりましたので、このハチの件に関しては解決。。
次に怪しいのが、家の基礎のスキマです。
なぜなら、この辺りをオオハキリバチがブンブンしているのを見かけたからです!
なんと、スマホで動画に収めることができました。
入っていきましたよね?
もし、ここに巣があるとしたら、業者もとても駆除しにくいのでは、、、。
証拠動画として相談します。
これはハウスメーカーさんから聞いたのですが、
家の基礎と本体の間には、腐ったりするのを防ぐため風通しを良くしておく必要があるそうなのですが、そのために隙間を作っているそうなのです。
この基礎の中が怪しすぎます。
進展ありましたら、追記します。
やること④:予防スプレーをする
オオハキリバチ以外にもハチの巣を作られてしまいました。
おそらくアシナガバチの巣でした。
まだ小さかったので、駆除は簡単でしたが疲れました。
さらに5月はスズメバチの女王蜂が登場!
1人で巣作りをしていたようなので、まだ駆除できました。
これは本当に怖い、というか運が悪すぎる。
なにかとりつかれてるのだろうか。。
ハチの駆除は慣れてはきたものの、
やはり神経を使いますから、できるだけ巣を作られたくないです。
そもそも巣を作られないようはできないか?正直、もう嫌だ。。
そんなことを考えていた時に、こんな商品を見つけました!
これはめっちゃ良さそう!とりあえず振りまくります。
やること⑤:外部に連絡を取りましょう
私の場合はどうしても巣と侵入経路(侵入経路はおそらく解決)を
特定することができませんでした。
そういう場合は自力ではなく、外部の協力を得ましょう。
業者、協力者を呼ぶことで、自分で気づかなかった視点を得ることができます。
市役所の生活課に電話する(解決度★★)
役所でもあまりお問い合わせがない課なのでしょうか、
時間内であればすぐに電話に出ていただきました。
スズメバチやアシナガバチであれば駆除に対しての対策や助成が出るそうですが、
それ以外のハチはその対象外だそうです。
今回はオオハキリバチなので、残念ながら対応していただくことはできませんでした。
しかし、地元のネットワークを活かして、家から近い同じ市内の業者を紹介してくれました。
そこに電話をして状況説明と家へ来てもらうアポを設定しました。
当日電話して、当日来てもらうことができました。
このスピード感が最大のメリットです!
ハウスメーカー、賃貸なら大家さんや管理会社に連絡する(解決度★★)
以前、賃貸アパートに住んでいたときにスズメバチが巣を作っていました。
朝、管理会社に連絡すると、会社から帰宅した夕方には駆除されていました。
巣が見つかっていれば、業者に連絡しなくてもタダで駆除してくれますから、
すぐに相談しましょう。
今は一戸建てに住んでいるので、連絡先はハウスメーカーです。
こちらは駆除と言うより、巣の特定を手伝ってもらいます。
とくに、家の壁、隙間、天井裏など普段意識しない場所を一緒に見てもらいます。
ハウスメーカーは実際に施工した施工部の方に来ていただきました。
さすが施工部、ということで家の設計ついて詳しくお話を聞くことができました。
どこに線が通っていて、この配管はここにつながっていて、など具体的な家の構造について
知ることができますので、アイデアの種を蓄積することができます。
ヤフー知恵袋に相談する(解決度★★)
ヤフー知恵袋はいいですね。
周りの人に聞いてもわからないようなことを、
即日か2日以内くらいですぐに回答が付きますから。
以前、家族内のことを相談したときも助けていただきました。
例えば、オオハキリバチのようなレアな蜂の話を周りにしても、
知っている人が少ない場合に有効です。
スズメバチやアシナガバチについて駆除した経験がある人は結構いるのですが、
オオハキリバチを初めて聞いた、見たというのはあまり多くありません。
専門の方から、「この蜂はこういう特性がある。まあ、大丈夫」なんて、
励ましの言葉を頂いたりすると、心が安心します。
周りの人に聞いてみる(解決度★★)
これはあまり参考にならないかもしれません。
たまたま蜂に詳しい方が近くにいたらラッキーですが、たいていは蜂のことなんてよく分かっていないです。僕もそうですし。
とくに両親世代(60代~70代)には話半分ぐらいで聞いておいたほうがいいかもしれません。
ネットの総合サイトに電話してみる(解決度★)
私の場合は、これは外れでした。
地域密着型ではないので、電話連絡もすごく遅いし、
立て込んでいるのかアポがなかなか取れませんでした。
そして、同じ市内に駆除業者はいなくて、車で2時間離れた場所から出張で来る、
など即効性が感じられませんでした。
こちらとしては家の中に蜂がいるという恐怖に長時間耐えられないからこそ業者を頼ろうとしているのに、即効性がなければあまり意味がありません。
でも、近くに業者がいれば助けてもらえるので、
一応電話してみてもいいかもしれません。
まとめ
以上、家の中に蜂が入ってきたときの緊急対応をずらりと書きました。
まとめると、まず蜂の種類を特定し、その場の処理をします。
その後、蜂の巣と侵入経路を特定し、外部と連絡を取ります。
そこから新しい対策や行動を実践してきます。